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【南神奈川】藤嶺藤沢・一井、3安打!不屈のサングラス球児 眼窩底骨折乗り越えた

7/13(金) 6:13配信

スポーツ報知

◆第100回全国高校野球選手権記念大会南神奈川大会 ▽1回戦 藤嶺藤沢2―0平塚湘風(12日・藤沢八部)

 南神奈川では、33年ぶり出場を目指す藤嶺藤沢の一井海斗捕手(3年)が「左眼窩(がんか)底骨折」の重傷を乗り越えて3安打1打点の活躍を見せた。

 曇天を吹き飛ばすほどの歓声が球場にこだました。藤嶺藤沢が1点リードで迎えた6回1死二塁。一井が右中間に適時二塁打を放ち、貴重な追加点を奪った。「チームバッティングができた。良いバッティングができました」。チームメートの148キロ左腕・矢沢宏太(3年)が注目されていたが、サングラスをかけた女房役が3安打1打点の活躍。主役に躍り出た。

 絶望の淵(ふち)からはい上がった。4月下旬の練習試合で、バントした球が左目を直撃。眼窩底骨折で全治1か月と診断され、即入院に。手術を勧められるも、受ければ夏の大会には間に合わないと宣告され「落ち込んで不安でいっぱいでした」。イチかバチかで自然治癒を選択。それが功を奏し、驚異的な回復力もあって2週間で退院した。

 退院後、すぐにチームに合流。実戦形式の練習は回避しながらも、素振りや筋トレ、声出しなど自分のできる最大限のことを行った。最後の大会には滑り込みで間に合ったが、目は現在も完治はしておらず、強い日差しを浴びるとダメージを負ってしまう。そのため、守備の際はサングラスをかけてプレーしている。

 33年ぶりの甲子園出場に向けて、チームはユニホームのデザインを85年夏に初出場した際のものに戻した。周囲からの期待は高まるばかりだ。「一戦必勝でがんばるだけです」と謙虚に答えたが、その瞳は聖地への思いで燃えていた。(増田 寛)

最終更新:7/13(金) 7:57
スポーツ報知

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