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<都市対抗野球>開幕 豪雨犠牲者へ祈りとともに

7/13(金) 20:33配信

毎日新聞

 社会人野球の第89回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)は13日、東京ドームで開幕した。大会には32チームが出場し、優勝旗の黒獅子旗をかけて24日までの12日間、熱戦を繰り広げる。

 開会式の冒頭で、西日本を中心とした豪雨の犠牲者に哀悼の意を表して、黙とうをささげた。日本野球連盟の清野智会長は、2011年の東日本大震災から続く国内各地の自然災害に触れ、「野球ができることに感謝し、元気や勇気を与えるよう精いっぱい頑張ってください」とあいさつした。昨年覇者の東京都・NTT東日本の喜納淳弥主将が丸山昌宏・毎日新聞社社長に黒獅子旗を返還し、「夢と希望を与えられるように躍動し、最後まで熱く戦い抜くことを誓います」と選手宣誓した。

 続いて行われた1回戦の開幕試合で東京都と名古屋市・東邦ガスが対戦した。【佐野優】

 ◇西濃運輸、苅田ビクトリーズを表彰

 開会式では、地域の活性化や福祉への貢献が顕著なチームに贈られる「地域の元気 総務大臣賞」に決まった西濃運輸(岐阜県大垣市)と、奨励賞の苅田(かんだ)ビクトリーズ(福岡県苅田町)が表彰された。

 西濃運輸は、今年で市制100周年の大垣市で育まれたスポーツ文化の象徴的存在として市民に愛されている。少年野球教室を10年以上続け、グラウンドや室内練習場を地元の大学野球部などに貸し出していることなどが評価された。

 野田聖子総務相から表彰状を受け取った野球部の小森紳司部長(54)は「市制100周年に花を添えられて良かった。地元の企業・市民に支えられ、いただくことができた。この賞に恥じないよう、更に恩返ししていきたい」と笑顔を見せた。

 都市対抗に6回出場した日産自動車九州が母体の苅田ビクトリーズは、傘下の小中学生チームの指導やボランティア活動に積極的に取り組む。今大会の出場はかなわなかったが、かつて東京ドームでプレーした植山文彦監督(49)は「町も喜んでくれている。次はチームでドームに来たい」と気持ちを新たにしていた。

 一方、今回の出場を逃した仙台市のJR東日本東北が創部100年の特別表彰を受けた。【渡辺隆文、立松敏幸】

最終更新:7/13(金) 23:48
毎日新聞