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<ロシアW杯>移動距離でも過酷クロアチア 仏の2倍

7/13(金) 20:40配信

毎日新聞

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は、広大なロシアの11都市12会場で争われ、長距離の移動や天候の変化との戦いでもあった。1次リーグから準決勝まで6試合をこなした4チームの日程や移動距離を比較すると、チームごとに移動距離や負担の違いが見えてくる。

 決勝に進んだフランスとクロアチア、3位決定戦に回ったベルギーとイングランドが、試合ごとにベースキャンプ地と試合会場を往復したと考えて、6試合の移動距離を計算した。

 移動距離が最短だったのが約7700キロのフランスだ。モスクワから約1300キロ離れ、試合会場で最も東にあるエカテリンブルクでのペルー戦もこなしたが、交通の利便性の高いモスクワ近郊にベースキャンプ地を置くメリットが出た。決勝もモスクワで行われるため、過ごし慣れた環境からそのまま試合に向かうことができる。

 一方、気候を見ると、気温12度の寒さの中で行われたペルー戦から、28度の暑さで始まった決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦(カザン)まで、試合ごとに気候の変動は大きかった。

 同じくモスクワを拠点とするベルギーの移動距離も約9500キロにとどまった。モスクワから約1000キロ離れたソチなど南部の都市での試合をこなしながらも、移動の負担は比較的少なかったと言える。

 一方、ロシアの西端にある第2の都市サンクトペテルブルクに近いレニングラード州を拠点としたクロアチアは約1万3000キロ、サンクトペテルブルクをベースキャンプ地としたイングランドも約1万2000キロに達した。

 サンクトペテルブルクは気温がしばしば10度台となる寒冷な気候で、調整には適していたと思われる。その半面、クロアチアはアイスランド戦(ロストフナドヌー)、イングランドもパナマ戦(ニジニーノブゴロド)で30度に達する猛暑に見舞われた。寒暖の差が体力の消耗につながっている懸念もある。【大谷津統一】

最終更新:7/16(月) 2:53
毎日新聞

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