ここから本文です

<大相撲名古屋場所>横綱不在だからこそ望まれる次代の台頭

7/13(金) 21:27配信

毎日新聞

 12年ぶりに横綱不在の場所という事態を招き、鶴竜の師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は「横綱土俵入りを見せられず、暑い中、来てくれるお客さんに申し訳ない」と謝罪を口にした。

 だが、横綱不在だからといって、必ずしも物足りない場所というわけではない。過去にはしばしば、新しい力が飛躍を遂げているのだ。

 一人横綱の朝青龍が途中休場した2006年夏場所は、白鵬が新大関で初優勝し、角界の第一人者への道を歩み始めた。その朝青龍も大関時代の02年九州場所と翌初場所、武蔵丸と貴乃花の休場(貴乃花は初場所途中で引退)で横綱不在になる間に2連覇。一時代を築く足掛かりとした。

 貴乃花が全休、武蔵丸が途中休場した02年初場所で初優勝した玉ノ井親方(元大関・栃東)は「優勝の勝手が分かった」と振り返る。その後も2回優勝した玉ノ井親方は、一度の優勝がその後の糧になると指摘する。

 鶴竜、白鵬、稀勢の里の3横綱は、いずれも30歳を過ぎており、休場がち。加えて今場所は、優勝経験のある大関の豪栄道と栃ノ心にも既に土が付いている。連日、満員札止めの熱気を冷めさせないためにも、次代を担うべき力士の台頭が望まれる。【飯山太郎】

最終更新:7/13(金) 23:52
毎日新聞

Yahoo!ニュースからのお知らせ