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川西をオオムラサキの里に 明峰小で初めて羽化

7/14(土) 7:55配信

産経新聞

 川西市萩原台西の市立明峰小学校で、児童たちが飼育していた準絶滅危惧種の国蝶、オオムラサキが初めて羽化した。同市黒川地区で増殖飼育に取り組む市民団体が、子供らにオオムラサキを身近に感じてもらおうと、同小にチョウの専用ゲージを設置した。児童らは、青紫色の羽を動かして舞う姿を楽しみながら、「川西の里山がオオムラサキでいっぱいになってほしい」と声を弾ませている。

 オオムラサキは昭和32年、国蝶に指定された。同市では新名神高速道路や住宅街の建設などで里山の環境が変化し、生息数が減少しているという。このため、同市の市民団体「身近な自然とまちを考える会」のメンバーらが平成28年から同市黒川地区の里山周辺に飼育ゲージを設置して、成長しやすい環境の調査などを進めている。同団体を立ち上げた石津容子さん(68)は「飼育数はまだ少ないが、オオムラサキが川西の里山のシンボルになれば」と話した。

 同団体は5月、子供らがオオムラサキに触れることで自然の大切さに目を向けるきっかけになればと、幼虫が入ったゲージを同小の校庭に設置。3年の児童らが、水やりなどをして5頭を羽化させた。菊池紗良さん(9)は「餌になるエノキの木も植えて、オオムラサキを増やしたい」と笑顔をみせた。

最終更新:7/14(土) 7:55
産経新聞