ここから本文です

逮捕の前局長「息子をよろしく」 前理事長らと会食時に

7/13(金) 23:16配信

朝日新聞デジタル

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)が東京地検特捜部の調べに、「昨年5月に東京医科大学の臼井正彦前理事長(77)らと会食し、『息子が受験するのでよろしく』と話した」と供述していることが関係者への取材でわかった。特捜部は前局長がこの場で事業選定の依頼も受けたとみて、発言の趣旨について事情を聴いている。

 関係者によると、支援事業の申請期限を控えた昨年5月10日、佐野前局長は都内で臼井前理事長、仲介役の医療コンサル会社元役員谷口浩司容疑者(47)=受託収賄幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕=と会食。前理事長から、前年度は落選したと説明を受け、事業の対象校に選ぶよう依頼された。佐野前局長は、自分の息子が同大を受験することを伝えたうえで、「医大に行きたい」「息子をよろしく」と話したという。

 特捜部の調べに対し、佐野前局長は、会食後に事業の申請書類の書き方について「わかりやすくしたらいい」などと大学側に助言したことを認めているという。さらに、同省の担当者に対し、「(同大の事業選定)結果が出たら早めに教えてほしい」と依頼していたと説明。同大が対象校に選ばれたことを早めに教えてもらったという。

 一方、佐野前局長は「当時は官房長で事業に対する職務権限はなかった。息子への加点も知らなかった」と述べ、受託収賄の容疑を否認しているという。

朝日新聞社

Yahoo!ニュースからのお知らせ