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ボランティア支援で“格差” 兵庫の自治体

7/13(金) 19:02配信

読売テレビ

 1000棟以上が水に浸かり、大雨による被害が広い範囲にわたって点在している京都府福知山市。住民の依頼を受け、被災地にはすでに今週の月曜から、数百人規模のボランティアが駆けつけている。

 しかし、駆け付けたボランティアを生かし切れていない現状も…。道路の崩落など重機が必要な作業は、今も手つかずのところが多く、ボランティアの移動に支障が出ている。福知山社会福祉協議会の松田規会長は「被災地が点在しておりますので、(支援の人たちが)待ち合わせていただいたりすることに時間がかかって、ボランティアにご迷惑をおかけしている。道路の損傷がございますので、時間がかかったりしてボランティア活動にとりかかる時間が遅くなる」と話す。

 同じ県内で、ボランティアの支援に格差が生じている地域も。土石流で大きな被害が出た兵庫県宍粟市一宮町。13日もボランティアががれきなどの片づけを手伝っていた。「ここまでがれきとかが溜まっているとは思わなかったし、とても大変です」。5日前、氾濫した川のすぐ近くにある家を土石流が直撃。1階が土砂に埋まった。直後から連日、ボランティアが駆け付け、家の中に積もっていた土砂はほとんど撤去された。

 宍粟市は、被害が連日メディアで報じられたことで、ボランティアを希望する問い合わせが相次いだ。募集枠はいまのところ、埋まっているという。宍粟市社会福祉協議会の春名章宏事務局次長は「おかげ様で足りている状況かな、と思います」とし、「(Q:数が超えた場合は?)上限をある程度決めて、それ以上は受け入れをストップします」と語る。

 一方、同じ兵庫県の丹波市では…。住民によると、砂防ダムから水があふれて住宅に流れ込んだという。水圧の影響だろうか。道路がボコボコになっている。県によると、丹波市では28棟が床上まで水に浸かり、159棟が床下浸水。今回の西日本豪雨で被害を受けた住宅数は、県内で最多だった。今週月曜日にはボランティアの受け付けを始めたが…。丹波市災害ボランティアセンターの芦田正吾さんは「きょうで30人入っていただいています。ただ、予定している数より若干少ない。予定では50人くらいと入ってもらえたら嬉しいと思っています」と話す。

 丹波市では幸い人的な被害がほとんどなかったため、報道も少なく、ボランティアの数も十分に集まらなかったという。住民からは「3日か4日待ちました、早くきて片付けてほしかったんだけどね」などの声が聞かれた。

 また、今もボランティアの受け入れができずにいるのが、神戸市灘区篠原台。裏山から大量の土砂が流れこみ、住宅20軒が床上浸水した。神戸市は現在も76世帯の避難指示を継続している。住民は重機を入れて撤去作業を行っているが、社会福祉協議会に対してボランティアの派遣を要請することはできず、有志の人たちの手助けに頼っている現状だ。復旧を急ぎたい住人らはこの日も懸命に土砂の撤去を進めていた。地域には手助けを求める張り紙もい張られている。

 平成最悪の被害となった西日本豪雨。14日からの3連休は被災地でも35度を超える猛暑日となる所もある見込みだ。今、私たちにできる支援とは…。

最終更新:7/14(土) 17:55
読売テレビ

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