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銭湯は基本、タトゥーOKって知ってた?

7/13(金) 17:54配信

BuzzFeed Japan

日本の公衆浴場ではタトゥーNG。そう思い込んでいる人も多いのでは? でも実は、街の銭湯はタトゥーをした人でも原則的に受け入れているんです。一方で、スーパー銭湯や日帰り温泉には入浴禁止のお店が多くあります。それぞれのスタンスの違いや、政府の見解を聞きました。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

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「基本的にお断りしていない」

全国の銭湯2351軒が加盟する「全国浴場組合」は、BuzzFeedの取材に、こんな風に回答しました。

「当組合に加盟している施設では、基本的に刺青のある方もお断りしていません。サウナやスーパー銭湯では刺青お断りの店もあるため、銭湯もそうだろうと思われがちですが、以前から同様の対応です」

「ただ、過去のトラブルなどを理由に個別にお断りしているお店もあるかもしれないので、できれば事前に電話で確認していただけると安心だと思います」

スーパー銭湯などに多い「お断り」

スーパー銭湯や日帰り温泉など銭湯以外の公衆浴場約130店でつくる「温浴振興協会」は、また事情が異なります。

これらの施設では、「タトゥーお断り」を掲げる店が少なくありません。

2013年には、北海道恵庭市の温浴施設で、ニュージーランドのマオリ族の女性がタトゥーを理由に入浴を拒否される問題も起きました。

協会代表理事の諸星敏博さんはこう語ります。

「1980~90年代にかけて、刺青を入れた反社会的勢力の人たちが店にやってきて困ることが多々あり、刺青・タトゥーお断りの自主ルールが広がりました。ですが、暴対法の施行(1992年)以降はそうした事例も減っています」

「全面解禁とはいかずとも、徐々に解禁すべきだろうというのが、現在の協会のスタンスです。一部店舗ではシールで隠しての入浴を認めるなどの規制緩和もしています」

「怖い」の声、根強く

とはいえ、タトゥーに対する負のイメージはなお根深いものがあります。

関東弁護士会連合会の2014年の調査では、「イレズミを入れた人を実際に見た時に、どのように感じましたか?」(複数選択可)という質問に対して、51.1%が「不快」、36.6%が「怖い」と回答。

「イレズミやタトゥーと聞いて、何を連想しますか?」(複数選択可)という問いにも、55.7%が「アウトロー」、47.5%が「犯罪」と答えています。

来年のラグビーW杯、2020年の東京五輪で多数の外国人選手や観光客の来日が予想されるなか、協会内でもルールの緩和を求める声はあるものの、具体的な動きには結びついていないのが実情です。

諸星さんは「利用者の間には『怖い』という声が根強くあります。営利目的の施設である以上、お客様がどう感じるかは重要。一律の対応はなかなか難しい」と葛藤を明かします。

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最終更新:7/14(土) 5:55
BuzzFeed Japan

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