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<米英首脳会談>トランプ氏、英の対EU協調を批判

7/14(土) 0:05配信

毎日新聞

 【ロンドン高本耕太、三沢耕平】英国訪問中のトランプ米大統領は13日、ロンドン近郊の首相別邸チェッカーズでメイ首相と会談した。安全保障協力や2国間自由貿易協定(FTA)締結などが協議されたが、トランプ氏は会談に先立つ英メディアとのインタビューで、メイ首相が欧州連合(EU)からの離脱方針で、EUとの協調を優先したことを痛烈に批判。会談後の共同記者会見では「フェイクニュースだ」と弁解したが、米英の「特別な関係」に水を差す格好となった。

 共同記者会見でメイ氏は「EU離脱後のFTA締結を追求する」と述べ、経済連携強化の考えを強調した。トランプ氏も「両国は最高レベルの特別な関係だ」などと応じた。

 トランプ氏は英大衆紙サンが12日報じたインタビューで、「離脱方針を巡ってメイ首相は私の助言を無視した」と指摘。英国は米国とFTAを締結することで離脱ショックを和らげるプランを描き、メイ氏は今回の会談で協議を加速させたい考えだったが、トランプ氏は「メイ氏の方針が実行されれば、我々とFTAを結ぶ機会はつぶれる」と述べていた。

 メイ首相の方針はEUの一定のルールに従うもので、通商上の主権の回復を求めていた強硬路線派から批判を浴び、トランプ氏の盟友とされるジョンソン外相ら複数の閣僚が辞任した。インタビューでジョンソン氏について「メイ首相より首相の資質が備わっている」と述べ、EUからの強硬離脱を求めた。

最終更新:7/14(土) 2:07
毎日新聞