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市消防本部、若手育成に力 職員半数超が30歳未満―熱海

7/14(土) 15:42配信

伊豆新聞

 ■研修派遣は過去最多 知識共有「先輩に負けぬよう励む」

 熱海市消防本部は本年度、若手を中心に過去最多の研修派遣を行っている。職員89人の半数以上が30歳未満という現状から、日頃の訓練や研修を通した若い世代の育成、経験不足解消に力を注いでいる。稲田達樹消防長は「3年のうちに経験を積んでもらい、盤石な消防体制を築きたい」と話す。

 同本部に勤務している職員の年齢層は50代6人、40代20人、30代18人、20代37人、10代8人で平均年齢は30・8歳。団塊の世代が入庁した後、数年間隔で職員を採用する“空白”があったため、50代は特に少なく平均勤続年数は11・8年となっている。

 近隣の消防本部職員の平均年齢は、駿東伊豆が38・11歳、下田が36・5歳と熱海が大幅に下回っている。消防庁の2017年度消防白書によると、全国の平均年齢は38・3歳という。

 研修は消防大学校や県消防学校に合計38人を派遣する。例年に比べ5人ほど多く、新たに指令センター要員、大規模災害対応といった研修に参加する。また、これまで行っていなかった全体を対象にした部内研修も実施し、外部で学んだ知識、情報を共有していく。

 消防士の相崎龍弥さん(19)は「知らないことが多く、現場で立ち止まってしまう」、消防総務課の和田龍太さん(24)は「間違った指導は絶対にできないプレッシャーがある」と経験が浅いことから来る厳しさも感じているようだが、「先輩に負けないよう頑張りたい」などと力強く語った。

 【写説】訓練に励む若手の消防職員=福道町

最終更新:7/14(土) 15:42
伊豆新聞