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<海開き>被災の浜、活気戻って 東北3県で本格化、8年ぶりオープンの海水浴場も

7/14(土) 9:40配信

河北新報

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の海水浴場の海開きが14日から本格化する。今夏は陸前高田市や相馬市など5カ所の海水浴場で震災後初めて運営が再開される。被災地の観光関係者は「観光面の復興にもつなげたい」と集客に期待する。

【石巻・渡波海水浴場】震災後初の海開きへ

 3県の観光協会がまとめた今夏の海水浴場は地図の通り。昨夏まで運営された宮城県南三陸町の長須賀が防潮堤建設のため休止し、前年比4カ所増の計24カ所となった。

 14日は宮古市の浄土ケ浜、宮城県七ケ浜町の菖蒲田、いわき市の四倉など7カ所で海水浴客の受け入れを開始する。

 今シーズン、8年ぶりの海開きを予定するのは岩手県田野畑村の机浜、大船渡市の吉浜、陸前高田市の広田、石巻市の渡波、相馬市の原釜尾浜。いずれも周辺の防潮堤工事や海中のがれき撤去が終わり、再開にこぎ着けた。

 原釜尾浜では海開きの21日、スイカ割りや打ち上げ花火などを楽しめるイベント「そうま浜まつり」が開催される。福島県内ではいわき市の3カ所に続く再開で、相馬市観光協会は「多くの市民が待ち望んでいた。にぎわいを取り戻したい」と意気込む。

 石巻市の渡波は防災緑地などの工事終了に伴い21日に再開する。昨夏まで週末だけの運営だった同市北上町の白浜も今夏は平日も含めて本格再開する予定。市観光課は「市内で本格的に海水浴を楽しめる環境が戻ってきた」と喜ぶ。

 陸前高田市は広田の海中でがれき撤去を進め、20日に海開きできる見通しとなった。市内の海水浴場が再オープンするのは震災後初めて。市商工観光課は「観光客の増加につながってほしい」と願う。

 震災前、被災3県には計約70カ所の海水浴場があった。防潮堤工事の終了時期に合わせて復旧を計画する自治体もある。気仙沼市は休止中の3カ所を来夏から毎年1カ所ずつ再開させる方針だ。

最終更新:7/14(土) 12:07
河北新報