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12年ぶりの球宴で中日・松坂散々…“昔”にこだわり1回KO

7/14(土) 16:56配信

夕刊フジ

 12年ぶりに球宴の舞台に戻った中日・松坂大輔投手(37)が全セの先発を務めたが、1回4安打5失点で、予定していた2イニングを投げ切れず降板した。

 試合前の練習中には、共同インタビューで巨人・上原から「互いに年を取った。俺は白髪が生えてきたが、松坂はひげが生えて貫禄が出た」と“口撃”され、すかさず「上原さんは(集合)写真撮影のとき『よっこらしょ!』と言ってました」と応戦。

 横浜高時代に甲子園で延長17回の死闘を繰り広げたPL学園高出身の楽天・平石監督代行には「(本当に)監督なの?」とイジる余裕を見せた。

 だが、マウンドに上がると一変。事前に力勝負を宣言していたこともあり、ストレートにこだわり過ぎた。秋山(西武)に先頭打者本塁打を被弾。吉田正(オリックス)の適時打を挟み、森(西武)には弾丸ライナーの3ランを浴びた。ぶざまな姿をさらし、「たくさん票を入れていただいたのに申し訳ない」と頭を下げた。

 今季中日にテスト入団し7試合で3勝3敗、防御率2・41と復活の兆しを見せたが、往年の速球主体の投球ではなく、ボールを微妙に動かしながら打ち取るスタイルに替えてこその結果だった。

 この日は、フルスイングしてくるパ・リーグの打者を前に血が騒いだのか、「怪物」の異名を取ったころのつもりで、りきみすぎた感がある。

 それでも「カットボールは、腕を振って投げられたら、相手が分かっていてもあまり打たれないのかな。改めて緩急の大事さを感じた」と収穫を口にした。混戦のクライマックスシリーズ進出争いで、チームから期待される役割は大きい。若い頃に戻るわけにいかない松坂にとって、自らの「生きる道」を再認識する格好の機会にはなったかもしれない。(山戸英州)

最終更新:7/14(土) 16:56
夕刊フジ