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比叡山名花エイザンユリ開花 宇治市植物公園、京都府内では絶滅

7/14(土) 9:56配信

京都新聞

 京都府内で絶滅したとされるエイザンユリ(ヤマユリ)が、宇治市広野町の市植物公園で開花し、初公開されている。大人の手のひらほどの白い花を咲かせ、強い香りを放っている。見ごろは来週半ばごろまで。
 エイザンユリは比叡山の名花として、幕末期の写本「山城草木志」に記録がある。1962年以降は確認されていなかったが、龍谷大教授だった土屋和三氏(70)が滋賀県側で発見して2012年に種子を採取し、翌年に同公園が譲り受けて鉢で育ててきた。
 昨年に初めて花を付け、今年から草丈が最長約1メートルの6株を園内に植栽し、今月6日から順次咲き始めた。同公園では他に鉢植えで50~60株を生育中で、今後、比叡山に植える計画をしている。
 土屋氏は「古来豊かだった比叡山の自然の再生を願っている」と期待を寄せる。問い合わせは同公園0774(39)9387。

最終更新:7/14(土) 9:56
京都新聞