ここから本文です

【高校野球千葉大会】多古3年・鏑木皇輝捕手 「上を目指しやり直す」

7/14(土) 7:55配信

産経新聞

 九回裏、同点の場面。センターからの返球をミットに受けながら、タッチアップで本塁に駆け込んでくる三塁走者に覆いかぶさり、必死で阻止しようとした。しかし、判定はセーフ。サヨナラ負けを喫した。

 「最後は絶対にアウトにしてやろうという気持ちだったが、ブロックしきれなかった。申し訳ない気持ちです」

 捕手、4番打者として激戦を戦い抜いた後、悔しさをにじませた。一方で、「試合自体はチャンスで点を取れたし、リードもしっかりできた」と振り返る。

 緒戦から実力校同士の好カード。「成田との対戦は楽しみだった」という。プロのスカウトからも注目される成田の捕手、田宮の存在が大きい。

 「自分も田宮に負けたくないという気持ちで練習してきた。一緒に試合ができてよかった」。その田宮とは試合後に抱き合い、互いの健闘をたたえた。「頑張ってな」と一言だけ伝えた。

 攻撃面では序盤に2本の適時打を放ち、4番打者としてチームを牽引(けんいん)した。「どんなに地味でもいいから、何が何でも塁に出て次につなげようと思った」

 しかし、後半は快音を響かせることができなかった。「一試合を通してヒットを打てるように、後半に強くなるのが今後の課題」と表情を引き締める。

 「私立の強豪校とここまでやり合えたのだから、自信を持って次は上まで行ってほしい」

 高校最後の夏を終え、チームの夢は後輩たちに託した。そして自身の今後については「大学でも野球を続ける。上を目指して、一からやり直したい」と力強く語った。(城之内和義)

最終更新:7/14(土) 11:49
産経新聞