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米特別検察官、ロシア軍関係者12人起訴 首脳会談直前

7/14(土) 2:45配信

朝日新聞デジタル

 ロシアが2016年の米大統領選に介入したとされる一連の「ロシア疑惑」を捜査するマラー特別検察官は13日、民主党関係施設などをハッキングしたとして、ロシアの軍関係者12人を起訴した。トランプ大統領は16日にロシアのプーチン大統領と会談する予定だが、ロシアの介入疑惑が焦点になるのは避けられず、対応が注目される。

 起訴状によると、ロシアの軍参謀本部情報総局(GRU)の当局者12人は16年3月ごろから、民主党のクリントン候補の陣営関係者や民主党全国委員会(DNC)などのメールアカウントやコンピューターネットワークなどをハッキング。大統領選に介入することを目的に情報を盗み、架空の米国人を装うなどしてネット上に公開した。また、ある州の選挙管理委員会などから50万人分の有権者情報を盗んだとされる。

 13日に記者会見した司法省のローゼンスタイン副長官は「今回の起訴では、いかなる米国人も犯罪に関与していない。また、大統領選の結果には影響は与えていない」と語った。

 ロシアの選挙介入とトランプ氏側の関係性を捜査しているマラー氏は、トランプ氏の選挙陣営のマナフォート元選対本部長を資金洗浄などの罪で起訴した。捜査妨害などを念頭にトランプ氏への事情聴取も検討しており、捜査は大詰めに近づいている。

 トランプ氏はマラー氏の捜査は「魔女狩りだ」と批判し、正当性を疑問視する発言を繰り返している。トランプ氏は16日の米ロ首脳会談で外交における指導力をアピールする狙いだが、今回の起訴で、プーチン氏に疑惑をただすことができるのかを一層厳しく問われることになる。(ワシントン=土佐茂生)

朝日新聞社

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