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新入生減に危機感 常葉大浜松経営学部、特色発信に力

7/14(土) 7:30配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松市北区都田町の常葉大浜松の経営学部が学生数の減少に危機感を募らせている。ことし4月に同学部のある草薙校舎(静岡市)が開校した影響で、浜松の同学部を選択する新入学生が半減した。地元からは大学の地域貢献活動の停滞を懸念する声も上がる。大学関係者は浜松ならではの特色をアピールし、学生の獲得を目指す。

 「勉強から就職まで学生一人一人にきめ細かい支援ができる」。同大浜松で6月23日に開かれたオープンキャンパスで、浜松所属の中津川智美同学部教授は高校生と保護者計約70人を前に、静岡に比べ学生数が少ない分、教職員のサポートが手厚いと強調した。県内平均を上回る就職内定率、課外活動拠点の社会貢献・ボランティアセンターなどの特色も紹介した。

 以前は富士と浜松の両キャンパスにあった同学部。同大入学センターによると、同学部の1学年定員300人はこれまで、半々ほどで分かれていたという。ところが本年度、富士に代わり新設された草薙校舎に人気が集中し、浜松の同学部の新入学生は約70人に急減した。

 浜松のオープンキャンパスに訪れた静岡市葵区の女子高生(16)は「浜松の良さは分かったけど、カフェもあっておしゃれなので今のところは草薙に行きたい」と話す。

 学生数の減少は同大が力を入れる地域貢献にも影響が及ぶ可能性がある。浜松の同学部のゼミやサークルは行政、NPO団体、商工業者と連携して観光プラン提案や新商品開発に取り組んできた。人気商品につながった例もあり地元での評判は高い。

 奥浜名湖商工会の山本武志事務局長は「奥浜名湖地域では高校の統廃合もあり、常葉大生との活動は重要性を増している」と継続を願う。

 中津川教授は「大学説明会では例年より浜松らしさに重きを置いて魅力を伝えていく」と意気込んだ。



 <メモ>常葉大浜松 経営、健康プロデュース、保健医療の3学部で構成される。ことし5月1日時点で学生1966人が在籍し、うち経営学部生は478人。統一の入試に合格した経営学部の新入生は入学手続きの際、所属キャンパスとして草薙と浜松のいずれかを選択し、4年間を過ごす。

静岡新聞社