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初セリ1匹4500円…高級化したサンマに代わる食べたい魚

7/14(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 秋の味覚・サンマは、7月10日の北海道釧路港での水揚げを皮切りに全国に広がっていく。初セリの価格は、1キロ当たり3万3000円ほど。塩焼きにしたらちょっとつついただけでなくなってしまいそうな小ぶりなサイズで、1匹換算4500円だ。

 8月半ばごろになって漁が本格化すると、価格は落ち着くとみられているが、サンマの水揚げ高は減少傾向。昨年は、対前年比30%減の約7万7169トンで、東京・築地市場では9月以降もやせた魚が目立ち、価格は例年より3割高で推移していた。

 初セリに向けての釧路港の水揚げ高は、昨年の3分の1以下の約700キロ。サンマを楽しみにしている人にとっては、つらい数字だろうが、「こんな時こそ、ほかの海産物に目を向けるチャンスです」というのは、水産ジャーナリストの西潟正人氏だ。

「たとえば、イワシは水揚げが振るわなかったこともありましたが、最近は全国的にいいサイズが揚がっています。サンマと同様に、脂が乗ったイワシは刺し身でも、塩焼きでもウマい」

 そのイワシに目をつけたのが、北海道東部の厚岸漁協だ。近年のサンマの不漁を受けて、イワシをプッシュ。その日水揚げされたばかりの厚岸産を「鮮いわし」として日本郵便のふるさと小包で発送している(入荷次第の発送で日付指定はできない。沖縄のみ送料1080円)。料金は、約2キロで税込み2980円と安い。14~20匹分だからお得だ。

「関西では『バリ』と呼ばれるアイゴは、関東であまり食べませんが、塩で煮るとすこぶるおいしい。伊豆周辺では、イシダイの外道としてよく釣れるニザダイは50センチ級の好形です。最近は、これが流通するようになり、脂が乗った白身は、刺し身で最高。スルメイカの不漁が伝えられる一方、高級なアオリイカはよく取れて、価格が下がっています。サンマが取れなくても、取れるものはほかにある。なじみがなくても、ウマい魚貝類はありますから、ぜひそちらを食べてほしい」

 知らない魚を見つけたら、店の人に調理法を聞けばいいのだ。