ここから本文です

【球宴】初出場4タコも悲壮感なし 巨人・岡本の“松坂バット秘話”

7/14(土) 13:10配信

東スポWeb

「マイナビオールスターゲーム2018」が13日、京セラドーム大阪で行われ、全パが全セに7―6で勝利した。通算成績は全パの83勝78敗11分け。巨人から5選手が選出されたなか、最も注目を集めたのが初出場した岡本和真内野手(22)だった。結果は4タコに終わったが、まだまだ発展途上。今季ブレークした背景には中日・松坂との“バット秘話”もあった。

 初の夢舞台は空回りに終わった。「8番・一塁」でスタメン出場した岡本の初打席は2回一死で巡ってきた。結果は西武・菊池の変化球に詰まっての三ゴロで、2、3打席目も内野ゴロ。9回の第4打席は一発が出れば同点の場面だったが、オリックス・増井に全球直球勝負を挑まれた7球目、強振したバットは空を切り、球宴初安打はお預けとなった。

 それでも、岡本に悲壮感はなかった。豪快な三振にも「四球で(塁に)出てもつまらないので」とあっけらかんとしたもので、球宴独特の雰囲気も満喫できたようだ。

 球宴デビューとなったこの日は、岡本にとって2人のキーマンが揃い踏みした一日でもあった。まずは巨人OBで野球殿堂入り表彰式のため来場した松井秀喜氏(44)。今春の宮崎キャンプでマンツーマン指導を受け、その後のブレークにつながった。

 恩人との対面する機会には恵まれなかったが、松井氏は「実際、ここまで4番を務めて結果を出すという…。キャンプの時点では失礼ながら私は想像しておりませんでした」と脱帽しながら「こういう試合(球宴)で活躍すると、いつもとは違った自信がついたりする。僕自身もそうだった」とエールを惜しまなかった。これには岡本も「ありがたいことですけど、1年やったことないので」と背筋を正した。

 そして、もう一人が今球宴で最もスポットライトを浴びた松坂だった。実はそのレジェンド右腕との間にバットを巡って“プチ騒動”も起きていた。

 それは松坂が中日移籍後、初めて東京ドーム遠征に訪れた5月11日のこと。打撃に野手並みのこだわりを持つ松坂は、すでにイチローら名だたる一流打者のバットを取り揃えていたが、探究心は衰えず、自分に合うバットを探し続けていた。そして…当日のターゲットは若きGの主砲。事前に関係者を通じ、岡本のバットの使用許可を求めてきたのだ。

 当時の岡本は4番に座る前だったとはいえ、開幕から絶好調。岡本も松坂のお眼鏡にかない、早くも一流の仲間入りを果たしたのか、と思われたが…。

「松坂が試したかったのは岡本が試合で使っているバットではなく、岡本が練習用に持っている筒香モデルのバットだったんです」(関係者)

 これには岡本も「(関係者から)貸してほしいって言われて…」と話した後、言葉は続かなかった。巨人のチームスタッフからは「まだまだレギュラーとしては1年目だからね。いつかは松坂から『岡本のバットが欲しい』と言われるようになってほしいね」と今後に期待する声も上がった。

 今季の岡本は前半戦に全試合先発出場し打率2割9分7厘、16本塁打、50打点の好成績。後半戦も爆発し、竜の背番号99を振り向かせられるか。

最終更新:7/14(土) 13:13
東スポWeb

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9/26(水) 11:40