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<東日本大震災>竜神さまの橋、7年4カ月ぶり復活 岩手

7/14(土) 9:07配信

毎日新聞

 竜神さまなどを祭る岩手県山田町大沢の山田湾の小島に13日、待望の橋が架かった。東日本大震災の津波で流された大漁祈願への橋が7年4カ月ぶりによみがえった。

 橋は長さが24メートル、幅1メートルの鉄製。地元で復興工事に携わる大坂建設(同県宮古市)が陸上の岸壁で造った。この日は同社の起重機船のクレーンでつり上げて同船に載せ、直線距離で約200メートルの小島まで運搬。海面から3メートルもない高さの位置に据えた。来週までには橋脚にボルトで固定し、手すりを付ける。

 作業を見守った大沢地区の漁船団、養殖組合の代表で、同社や県との橋渡し役をした大町善一さん(74)は「これで漁業者らも喜ぶ。春先の竜神さまと弁天さまの祭りにもにぎわいが戻ってくる」と感謝した。大坂建設の前川正明海事部長も「安全に工事が進んだのでほっとした。地域への少しばかりの貢献です」と話した。

 工事関係者によると、正規に発注して工事を進めると1000万円はかかるという。

 今後は手すりに赤いペンキを塗るなど形を整える。完成式の予定は今のところないが、大町さんは何らかの祝い事はしたいと言っている。【鬼山親芳】

最終更新:7/14(土) 9:07
毎日新聞