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鶴竜休場で3横綱全滅…足音聞こえ始めた大相撲“冬の時代”

7/14(土) 12:01配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 横綱土俵入りはなく、結びの一番は大関戦だった。本場所だというのに、あまりに寂しい光景ではないか。

 横綱鶴竜(32)が、6日目の13日から右ヒジ関節炎で休場。場所前に休場を発表した稀勢の里(32)、4日目に右足負傷で休場届を出した白鵬(33)に続き、最後のとりでまでも瓦解した。

 3横綱の全員休場は、貴乃花、若乃花、曙がいた1999年3月場所以来、19年ぶり。人数にかかわらず、横綱が不在となるのは12年前、朝青龍がひとり横綱を務めていた2006年5月場所までさかのぼる。

 横綱の姿が本場所から消えることは、それだけ異例の事態。さらに、「横綱空位時代」も近づいている。現在の3横綱は全員、30歳オーバー。白鵬、鶴竜は満身創痍だ。稀勢の里も「すべてを懸ける」と決断した9月場所次第とはいえ、仮に復活しても32歳ではそう長く横綱を務められないだろう。横綱空位時代は、過去2回だけ。1度目は戦前で、2度目は92年に北勝海(現八角理事長)が引退し、翌年曙が昇進するまでの間だ。

 大関陣にしても豪栄道はカド番7回。昇進どころか、現状維持が精いっぱいだ。高安は当初こそ「次の横綱に」と期待されたが、兄弟子・稀勢の里譲りの腰高相撲が直らず、太りすぎも指摘されている。

「今場所5連勝中だった栃ノ心も、6日目に黒星。右足親指を負傷し、休場を発表。大関以下の力士はドングリの背比べ。今場所6連勝の御嶽海は、まだまだ相撲に安定感がない。飛び抜けた力士がいないので、誰が優勝するかわからない面白さはあるが……」(ある親方)

 大関すらいなくなる時代がやってきても、おかしくない。