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DeNA・筒香半端ないって!本塁打競争計23本からの3年連続弾/球宴

7/14(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 マイナビオールスターゲーム第1戦(13日、全パ7-6全セ、全パ1勝、京セラ)オールスター男だ!! 全パが7-6で全セに勝ち、通算成績を83勝78敗11分けとした。全セの筒香嘉智外野手(26)=DeNA=は、本塁打競争で計23本をマークし決勝に進出。「4番・左翼」で先発出場した試合では三回に2ランを放った。1997-2001年の松井秀喜(巨人)に次いで17年ぶり6人目となる3年連続本塁打で、敢闘選手賞(賞金100万円)を獲得した。第2戦は14日、16年に起きた熊本地震の復興支援の一環として熊本市のリブワーク藤崎台球場で行われる。

 圧巻の力勝負に、見事な一振りで完勝した。2点を追う三回二死三塁。筒香は、全球150キロ超えの直球で挑んできた山本(オリックス)の151キロの真っすぐを捉え、左中間席へたたき込んだ。“日本の4番”と19歳の若武者。男と男のぶつかり合いに、3万3497人が酔いしれた。

 「最後は、しっかり捉えることができた。手応え十分です」

 剛速球に最初は手を焼き、8球目まで6本のファウルと2つのボール。だが、最後の9球目。外角の球を逆らわずに振り抜き、悠然とダイヤモンドを一周した。

 大先輩の負けを消す一撃となった。この日は、横浜高で11学年上の松坂が12年ぶりとなる球宴で先発。一回に5失点し、敗戦投手になる“危機”にいた先輩を救う一時同点のアーチに、筒香は「結果的に、そうなってよかった」と笑った。

 高校時代の松坂の雄姿に憧れ、和歌山県出身ながら横浜高へ進学した。4月30日に初対戦が実現し、今度は初の共闘。マウンドに立つ松坂を左翼から見守り「あの景色は絶対に忘れない。幸せな時間だった」と心を震わせた。恐れ多くて会話を楽しむ余裕はなかったというが、球宴ならではのひとときを存分に味わった。

 もう一人、憧れの人も試合を見守っていた。試合前の野球殿堂入りの表彰式に松井秀喜氏が出席。筒香が理想の4番に挙げる存在で、2015年2月にはDeNAの臨時コーチとして沖縄・宜野湾キャンプで直接指導を受けた縁もある。

 そんな松井氏の“御前”で、同氏以来17年ぶりとなる3年連続の球宴弾を達成。「一緒にプレーすることはかなわなかったけど、少しでも追いつけるように頑張りたい」。言葉に強い思いがあふれた。

 日頃から野球人口の減少を危惧する。サッカーW杯ロシア大会で日本代表が16強に進出し、日本中がフィーバーに沸く中で「W杯が終わっても、このままサッカー人気が上がっちゃいますかね」とつぶやいた。野球も負けていられない。2年後の東京五輪で「日本の4番」と期待される26歳は、少しでも多くの人に野球の楽しさを伝えるため、この夢舞台でも全力を尽くす。

 試合前の本塁打競争では1回戦、準決勝の6分間で計23本のアーチを描いた。直後の試合で、今度は3年連続弾。その姿は、球場に駆けつけた子供たちの心を捉えたに違いない。

 「明日(14日)も、たくさんのファンの皆さん、子供たちが球場に足を運んでくれると思うので、フルスイングでたくさん本塁打を見せられたらと思います」。熱い思いと責任感を胸に、筒香は球宴、球界を盛り上げる。

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