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農民救った義民・山田源次郎 生誕250年で顕彰事業企画

7/14(土) 8:11配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 江戸時代後期、厳しい年貢の取り立てに苦しむ農民を救ったとされる沼津市西熊堂出身の義民、山田源次郎の生誕250年を記念し、地元の金岡地区連合自治会、西熊堂自治会が顕彰事業を企画した。リーフレット製作や講演会を行い、2018年度を通じて源次郎の功績を幅広い世代に伝える。

 沼津藩・西熊堂村の名主の家に生まれたとされる源次郎は、農作物の不作に苦しむ村人が一揆を起こそうとした際、首謀者として罪をかぶり20年以上投獄された。獄中で病気になり、1840年に73歳で亡くなった。生家跡には1912年に住民有志が建てた頌徳(しょうとく)碑が立つ。源次郎が村人の代表として救済策に奔走し、領主に年貢の減免を要請したことなどが記されている。

 農民一揆や源次郎との関わりを示す資料は少なく、市明治史料館の協力を受けて史実を検証した上でリーフレットを製作する方針。秋の山神社祭典に併せた碑前祭や源次郎の生涯を伝える紙芝居の上演、講演会なども企画している。

 源次郎の墓がある永信寺では毎年1月に慰霊祭を行っていて、来年は一般参加も呼び掛ける。西熊堂自治会の山田正明会長は「(頌徳碑は)村人の犠牲になってくれた人を忘れてはいけないという気持ちで建てられたと思う。地域の偉人を若い世代に知ってもらい、思いやりの気持ちを伝えたい」と話している。

静岡新聞社