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激甚災害って何? =西日本豪雨で政府方針

7/14(土) 7:30配信

時事通信

 平成最悪の被害をもたらした西日本豪雨。政府は激甚災害法に基づく「激甚災害」に指定する方針だが、どのようなものなのか。

 ―激甚災害って? 
 道路や学校などの公共土木施設や農地、中小企業などに大きな被害をもたらし、自治体の負担が重い災害のことだよ。

 ―指定されるとどうなるの。

 公共施設や農地の復旧にかかる事業費のうち、国の負担割合が普段より1~2割ほどかさ上げされる。被災自治体は財政面の不安なく復興に取り組める。

 ―激甚災害にも種類があるの。

 地震、津波、風水害などどんな災害でもいい。全国レベルの災害そのものを指定する激甚災害(本激)、市町村単位で指定する局地激甚災害(局激)の2種類ある。

 ―指定の流れは? 
 災害発生後、国土交通、農林水産省などが被害状況を調べて、復旧の見込み額を計算。内閣府は基準に照らして、本激や局激になるかを判断するんだ。例えば公共土木施設だと、見込み額が全国の自治体の標準的な税収入合計の0.5%を超えるか、といった基準があるよ。

 ―今まで指定されたのは? 
 激甚災害制度は、1962年4月1日以降の災害が対象だ。最近は2016年4月の熊本地震、17年7月の九州北部豪雨が指定されている。一方で、16年12月の新潟県糸魚川市の大規模火災は被害額が基準を満たさず見送られた。

 ―大きい災害はすぐ指定される? 
 これまでは被害状況の把握から指定まで数カ月かかっていた。でも最近災害が増えたので、被災自治体の不安を解消するためにも速やかな指定が必要。そこで国は、被害が大きくなりそうな場合は、調査に着手してから最速1週間程度で「指定見込み」の公表ができるように昨年12月に運用を改善した。

 ―西日本豪雨はいつ頃かな。

 安倍晋三首相は今回の豪雨を指定する意向だ。でも被災地では依然救助活動が続き、被害調査に着手できていない地域も多い。政府は作業を急いでいるけど、時間がかかるかもしれない。

最終更新:7/14(土) 7:36
時事通信

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