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ランボルギーニだけで最速を競う ワンメイクレース「スーパートロフェオ」波乱の鈴鹿戦をみてきたよ

7/14(土) 17:30配信

ねとらぼ

 2018年6月30日、7月1日にイタリア生まれのスーパーカー「ランボルギーニ」に限定した世界最速クラスのワンメイクレース「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」のアジアシリーズ第3戦が鈴鹿サーキットで開催されました。

【写真140枚】炎上リタイアしたマシン、一晩でこれを直せるのか

 ランボルギーニ・スーパートロフェオは、アウトモビリ・ランボルギーニが主催している世界最速のワンメイクレース。ランボルギーニ・ウラカンをレース用にカスタマイズしたスーパートロフェオ専用マシンを使って、2人のドライバーが交代しつつ走ります。

 レースは6ラウンド全12レースを戦うシリーズ制。各ラウンドは2日間にわたって開催され、1日目は予選と決勝レース1、2日目に決勝レース2というスケジュールで、各50分のレースが行われ、全レース終了時の総合戦績でシリーズチャンピオンが決まります。

 中でもアジアシリーズには近隣諸国から参戦チームが集まっており、日本からも松本武士選手、落合俊之選手をドライバーとして起用したジャパンチーム「チーム和歌山 Hojust Racing」が参戦中。マレーシアのセパンで行われた第2戦でプロ・アマクラス優勝を飾って好調のチーム和歌山にとって、今回の鈴鹿サーキット戦はホーム戦となり気合十分! 現地に集まったファンからも勝利への期待が高まっていました。

トップ独走していたチーム和歌山に炎上トラブル、セーフティーカーも連続出動する波乱の展開

 チーム和歌山 Hojust Racingがポールポジションでスタートした1日目のレースは、グリッド、ピット、第2コーナーを中心に観戦。やはり生の迫力はすごいですね。コース上を猛スピードで駆け抜けていくマシンは想像よりも近く、何よりも文字通りに肌で感じられる音にひたすら圧倒されました。

 レースを走るマシンは快調にコースを駆け抜けていき、チーム和歌山も良いペース。松本選手がポールポジションでスタートラインを飛び出してから、そのまま先頭を走り続けピットイン。このままホーム戦で表彰台の一番高いところを取るだろうと思った15周目、コース上に黒煙がもくもくと立ち上がりました。

 松本選手から落合選手にハンドルを託された直後、走行中のチーム和歌山のマシンに炎上トラブルが発生。マシンから飛び出した落合選手はオフィシャルの消防チームが駆けつけるよりも早く消火活動を始めましたがここで無念のリタイアとなり、チームは翌日のレースに参加できるか否かも定かではない厳しい状況に陥りました。

 他チームもコースアウトするマシンが出るなど、1日目はセーフティーカーが連続出動する波乱の日となり、最終的にセーフティーカーが抜けた時点で残されたのは最終ラップのみという展開になりました。

 レース後、マシンの整備が行われている特設ピットを訪れてみると、チーム和歌山はトラブルの原因を探っているところでした。幸いなことにドライバーは怪我なく無事とのことで一安心。

 ピットでは他チームもメンテナンスを行っていて、タイヤやボンネットを外してがっつりと作業している様子をじっくりと見ることができました。めっちゃ無造作にトロフィーが置かれていたのには笑いました。

 鈴鹿サーキットに少し慣れてきた2日目。不安視された空模様は気持ちいい青空が広がり、今日はどんなレースが見られるのかと朝からワクワクしていました。しかし、気になるのは前日に炎上リタイアしたチーム和歌山のこと。気になって仕事どころじゃなかったので、まずはピットの様子を見に行くことにしました。

 前日とは違ってチーム関係者に笑顔も見られ、ピット前に集まったファンもレースに間に合ってよかったと安堵している様子でした。

 2日目のレースはメインスタンド、シケインから逆バンクコーナーまでを歩いて観戦することにしました。シケインはホームストレート前にある角度のきつい連続コーナーとなっていて、トップスピードで進入してきたマシンが急減速、迫るライバルと近距離でしのぎを削りながらホームストレートに向けたフル加速が見られるポイント。

 目の前を駆け抜けていくマシンを眺めて楽しむだけでなく、音の変化に耳を傾けるのも面白いですね。

 そのままコース沿いを歩きながらレースを観戦し、たどり着いたのは逆バンクコーナー。ここもシケイン同様に急減速からのフル加速がみられるポイントですが、上り坂でバンク(傾斜)のついたヘアピンコーナーとなっていて、コーナー角度がきついためにマシンとマシンがぶつかりそうなほど接近して、迫力のある戦いが見られます。

 周囲にはイスやテントを設置して腰を据えている人も多く、鈴鹿サーキットの観戦エリアでも人気の高いスポット。インをブロックする先行車、インを突こうとする後続車のせめぎあいという構図が分かりやすく、レースを初めて生観戦する人にオススメですね。めっちゃ手に汗を握りますよ! まぁこれからの時期は全身から汗が吹き出しますけど。(日陰が少ないから熱中症対策は必須)

 スーパーカーとして多くのファンを獲得しているランボルギーニだけで、時速300キロの世界で激戦を繰り広げるレースは迫力満点。肌で感じた音や目に焼き付いた雄姿は一度見たら忘れられません。

 ちなみに、この2日間はスイスの時計メーカーがスポンサードするGTシリーズ「ブランパンGT」も同時開催されていました。GT-Rやポルシェなど、さまざまなメーカーのマシンが接戦を繰り広げる中、ランボルギーニをベースとするGTマシンも活躍を見せてくれました。

 2日間にわたって熱戦で魅せてくれた「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」。ランボルギーニが掲げる猛牛のエンブレムが如く、サーキット上を暴れまわるマシンの勇姿は生で見てこそ価値がある思います。ランボルギーニが好きならもっと好きになること間違いなし!

 スーパートロフェオの次戦は富士スピードウェイ。7月21日、22日に第4戦が開催されます。この2日間、富士スピードウェイでは「ザ・ワンメイクレース祭り 2018富士 SUMMER」と題して、複数のワンメイクレースが開催されます。チケット料金は21日が大人1000円、22日が2000円で、モータースポーツの観戦チケットとしてはめちゃくちゃリーズナブル。まだ生の迫力を知らない人はこの機会にサーキットを訪れて、レース観戦を楽しんでみてはいかがでしょう。モータースポーツがもっと好きになるはず!

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最終更新:7/14(土) 17:30
ねとらぼ