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豪雨被災地ボランティア 「殺到」と「不足」のミスマッチ

7/14(土) 15:03配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。想像を絶する光景を目の当たりにし、この3連休中に、ボランティア参加を思い立つ人も多いだろうが、現場の受け入れ態勢は十分なのだろうか。

 豪雨によって増水した「ため池」に流され、3歳女児が死亡した広島県福山市では、13日から延べ約700人のボランティアが現地入り。汚れた家具を片付けたり、泥を家の外に出すなどの活動を手伝った。市の担当者によると、同市では人手が足りており、既に連休中のボランティアの受け付けは終了している。

 7600棟超が床上・床下浸水した岡山県岡山市でも延べ約400人がボランティアに参加。同市では駐車スペースがないことから、ボランティアの募集範囲を「市内に在住、在勤、在学の方」に限定しながらも、人手は足りているという。

 一方で、ボランティア不足に悩まされる地域もある。川の堤防が決壊し冠水被害に遭った愛媛県西予市では、13日までの3日間で延べ600人以上がボランティアに参加。それでも連休中の被災者からのニーズに応えるには、まだまだ人手が足りないという。

 全国の災害ボランティアセンターを統括する、全国社会福祉協議会の担当者はこう言う。

「マスコミのテレビ取材などで特定の地域がクローズアップされると、そこにボランティアが集中する恐れがあります。逆に報道されていない地域ではボランティアが少なく、人手が足りなくなることがあります」

 ボランティア志願者はメディアに左右されてはいけないようだ。