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甲子園に憧れて来日「ほんまよかった」ディギンズ君好投

7/14(土) 11:11配信

朝日新聞デジタル

(13日、高校野球 京都共栄6-3同志社国際)

 五回無死満塁のピンチ。「ごめん。後は頼んだ」。同志社国際のディギンズ・チェイス君が、エースからマウンドを任された。3点を追う展開だった。

【写真】声援を送るディギンズ・チェイス君の妹のディギンズ・ペイジさん(中央)=あやべ

 「とにかく流れを切ろう」。直球とキレのあるカーブを投げ込み、三振、三振、投ゴロ。暴投の間に1点を取られたが、最少失点で切り抜け、仲間とハイタッチを交わした。

 豪州パース市生まれ。父はオーストラリア人、母は日本人。7歳で野球を始め、豪州のクラブチームでプレーした。小学生のころ左京区の母の実家に帰ったとき、甲子園でプレーする球児の動画を見た。レベルが高く、格好よく見えた。

 「日本で高校野球がしたい。そして甲子園に行きたい」。そう決めて2016年春に来日した。日常会話はできたが、日本語の読み書きはできなかった。

 日本では先輩と話すときは敬語。練習着を忘れたり遅刻したりすると、練習させてもらえなかった。上下関係がなく楽しむ豪州流とは違っていた。それでも徐々に打ち解け、内野手をまとめるリーダーになった。

 この日は5イニングを投げて被安打1。「日本に来てほんまによかった。精神的に成長できた」。メジャーリーガーをめざし、練習を続けるつもりだ。(川村貴大)

朝日新聞社

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