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【球宴】松坂大輔 初回5失点KOも衰えぬ向上心 本紙に明かしていたホンネ

7/14(土) 16:45配信

東スポWeb

「マイナビオールスターゲーム2018」の第1戦(京セラドーム)が13日に行われ、全セは西武時代の2006年以来、12年ぶりの球宴出場となる中日・松坂大輔投手(37)が先発。1回を2本塁打を含む4安打5失点で無念の降板となった。それでも今季ここまでの復活劇は「お見事」のひと言。だが、当の松坂はそんな周囲の声に猛反発しており、本紙にこんなホンネを明かした――。

 夢舞台のマウンドへ帰ってきた「平成の怪物」にとって、久々の球宴はほろ苦いものとなってしまった。

 背中を痛めて6月17日の西武戦(メットライフ)での先発を回避し、以来約1か月ぶりのぶっつけ登板となったが「そこで投げられるように調整してきた」と言うように、病み上がりとは思えない投球を披露。カットボールやシュートは投げたものの、いわゆるツーシーム系で速球主体の真っ向球勝負にこだわったため、この日は打ち込まれてしまった。

 初回に西武・秋山にいきなり先頭打者本塁打、西武・森には3ランを浴びるなど、まさかの5失点。当初2回を投げる予定だったが1イニングで降板した。

 降板後は「宣言通り直球系で勝負にいって、見事に返り討ちに遭いました。やっぱり真っ向勝負は難しい。改めて緩急の大事さが分かった。もう少し長いイニング、もう少しまともなボールを投げたかった。温かい声援をいただいたのには自分自身も少し驚いた。ファンの方に申し訳ない気持ちです」と、ざんげの言葉も口にした。

 球速の衰えは技術や経験でカバーするのが、今の松坂のスタイルだ。だが、この日は「10年以上前よりスピードは落ちてますけど、力勝負できたら」と、全パの強打者との力勝負をあえて楽しんだ。全パの2番に入ったソフトバンク・柳田を空振り三振に仕留めて「柳田選手からの三振は気持ちよかったです」と笑顔ものぞかせた。

 そんな松坂のここまでの復活劇を、一体誰が予想できただろうか。ソフトバンクでの3年間の一軍登板はわずか1試合1イニングのみ。右肩痛に悩まされ「限界説」を唱える周囲の声が強まる中、あきらめずに復活を目指し、実際に球宴出場を果たすほどに復活した姿は、とりわけ中高年の人たちの心を動かした。

 だが、松坂は現状にまったく満足はしていなかった。「すごく頑張っているよね」。球宴前、本紙記者がねぎらうつもりでかけたひと言に対し、本気の表情で反論したことがあった。

 間髪を入れずに「いやいや、全然ですよ!」と否定すると「このぐらいで『すごい』とか『頑張っている』と言われては困りますよ! まだまだ、やりますから!」と強い口調でさらなる活躍を本紙に約束したのだ。

 平成ラストの球宴でいいところを見せられなかった「平成の怪物」は「正直、ゲームに投げられるか分からなかったけど、今日をきっかけにチーム(中日)の力になりたいと思う。後半戦はしっかり休まないように頑張りたいと思う」とも。今後も飽くなき向上心で、周囲を驚かせる進化を見せてくれそうだ。

最終更新:7/14(土) 16:50
東スポWeb

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