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<文科省汚職>前局長「不正合格を依頼したことない」

7/14(土) 11:03配信

毎日新聞

 文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件で、同省前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=受託収賄容疑で逮捕=が東京地検特捜部の調べに対し、「東京医科大側に息子を不正合格させてほしいと依頼したことはない」と供述していることが関係者への取材で明らかになった。

 特捜部に対し、前局長は「(当時)官房長だった自分は、そもそも(事業の対象大学選定について)職務権限がなかった。息子が不正合格だったかどうかも知らない」と容疑を否認していることが既に判明している。

 前局長は官房長だった昨年5月、同大の臼井正彦前理事長(77)から同省の「私立大学研究ブランディング事業」の対象大学選定で便宜を図るよう依頼された見返りに、今年度の入試で同大に息子を不正合格させてもらった疑いが持たれている。

 関係者によると、特捜部は前局長が昨年5月に前理事長と会合を持った際のやり取りを録音した音声データを入手しているとみられ、前局長が前理事長から事業の対象大学の選定で便宜を図るよう依頼される一方、息子の進路について相談しているやり取りなどが記録されているという。

 前局長は特捜部に不正合格の依頼や職務権限について否定する一方、事業対象の選定に当たり同大が同省に提出する事業計画書について「書き方などの助言はした」と話しているという。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

最終更新:7/14(土) 13:04
毎日新聞

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