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谷口が奪取!若さ溢れる猛チャージで史上初メジャー同一年度V見えた/国内シニア

7/14(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 日本シニアオープン選手権第2日(13日、北海道ニドムクラシックコース=6748ヤード、パー71)最強ルーキーが主役だ! 首位に2打差の10位から出たシニアツアー初出場の谷口徹(50)=フリー=が7バーディー、1ダブルボギーの66と猛チャージ。この日ベストスコアで、通算4アンダーの単独首位に躍り出た。今年5月のレギュラーツアー「日本プロ選手権」で優勝。史上初となる同一年度でのシニア、レギュラーでのメジャータイトル獲得へ一歩前進した。

 風は穏やか、雨も止み静まりかえったニドムの森で、谷口が本領を発揮した。平均ストローク76・534の難コースで、ベストスコアの66をマーク。ホールアウト後の表情は、手応え十分だ。

 「ショットもパットもよかった。着実にうまく伸ばしていけた。ボギー打つ気分もしなかった」

 痛恨のミスから巻き返した。インスタートの12番(パー4)。第2打をグリーン右の池に打ち込みダブルボギーとし、この時点で3オーバー。「とりあえずゼロ(イーブンパー)まで戻そう」。一気にギアを入れた。

 13番(パー3)で6Iでベタピンにつけバーディー。ここから「パットのフィーリングがよくなった」と持ち味のパッティングの感覚も合い始めて、終盤の7番(パー4)では6メートルのラインを読み切りバーディーを奪って得意のガッツポーズが出た。

 ドッグレッグやS字状のホールが多い舞台。せり出している木が行く手を阻み、フェアウエーを外せば80-100ミリに刈られたラフにはまる。そのため、ティーショットが鍵を握った。

 難コース攻略の糸口は3週前につかんだ。12位だった6月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」はフェードヒッター有利とされるコース。ドローヒッターの谷口はコース攻略にてこずっていた。そこでフェードボールを練習感覚で導入。「(福島の)コースに改造されました」と実戦経験の中でフェードボールの手応えをつかみ、この日もしっかりと打ち分けた。「攻めやすい。こういうコースで生きる」と大きな武器になった。

 大会前はシニアの実力が分からず戸惑いもあったというが、予選ラウンドを終えて表情は一段と引き締まった。「いいゴルフをしないと勝てないと分かった」。2月に50歳となったがシニア登録はせず、「日本プロ選手権」を制してのスポット参戦。ツアー通算20勝の勝負の鬼は、ただのデビュー戦で終わらせるつもりはない。

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