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御嶽海だけ全勝キープ!地元・長野からの大応援団が後押し/名古屋場所

7/14(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 大相撲名古屋場所6日目(13日、ドルフィンズアリーナ、観衆=7629)関脇御嶽海(25)は平幕正代(26)を押し出し、ただ一人6戦全勝で単独首位に立った。新大関栃ノ心(30)は小結玉鷲(33)の小手投げに屈して初黒星。かど番の両大関は、豪栄道(32)は4勝目を挙げたが、高安(28)は貴景勝(21)に押し出されて2敗目を喫した。全勝の御嶽海を栃ノ心のほか平幕遠藤(27)、千代大龍(29)ら5人が1敗で追う。

 澄み切った集中の度合いが伝わってくる。立ち合ってすぐに、御嶽海が左前まわしへ手をかけた。さらに、上手を取って頭をつけてすかさず右から出し投げ。正代の体勢を崩し、押し出した。5秒5。攻めのハーモニーを奏でてただ一人、全勝。単独首位に立った。

 「思った以上に体が動いている。いろんな展開を考えながら結果に結びついている」

 愛知県に隣接する長野県出身。連日、地元から応援団が駆けつける。この日も向正面中央部の上下ます席約10段に分かれて結集。しこ名入りのタオルを広げて、埋め尽くした。支度部屋のテレビで栃ノ心の黒星を見届けた御嶽海は「いいじゃん。おもしろくなってきた」とほおを緩めた。

 3日目。愛知・犬山市の善光寺山の山腹にある出羽海部屋宿舎で食事をしていた際、机の下を走るムカデをみた。「いるとは聞いていたが、みたのはこっちへきて初めて」。

 ムカデは戦勝の神、毘沙門天の使いとされ、戦国武将の武田信玄は直属の12人を「使番」といわれる伝令部隊として「百足(ムカデ)衆」を率いた。ムカデは進むばかりで後退しない、勇ましい虫と尊ばれる。御嶽海も6勝のうち4つが「押し出し」だ。

 日本相撲協会の理事で師匠の出羽海親方(元幕内小城ノ花)は、この名古屋場所担当部長。3横綱が休場に追い込まれたなか、弟子は「場所を盛り上げられたらいいね」。師匠孝行に、汗をかく。

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