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<西日本豪雨>ボランティア奔走 3連休延べ1.8万人超か

7/14(土) 11:31配信

毎日新聞

 西日本豪雨の被災地は14日、3連休の初日を迎え、ボランティア活動が本格化した。全国から大勢の人が駆け付け、酷暑の中、土砂の撤去や家屋の掃除、家財道具の片付け、支援物資の仕分けなどに奔走した。

【次々とバスに乗り込むボランティアたち】

 全国社会福祉協議会によると、13日午後8時現在、12府県58市町で災害ボランティアセンターが設置された。特に被害の大きい広島、岡山、愛媛3県の社協は、3連休で延べ計約1万8000人以上のボランティア活動を想定している。

 大規模な浸水被害が出た岡山県倉敷市真備町地区では、14日朝から多数のボランティアが被災家屋の片付け作業に取り組んだ。

 倉敷市ではこれまでボランティアを市内在住者に限定していたが、受け入れ態勢が整ったため同日、全国から受け入れ始めた。受付会場の倉敷市玉島長尾の中国職業能力開発大学校の周辺では、被災地に入ろうとする人の車で渋滞が発生した。クラスメートと訪れた岡山市北区の私立高校3年生、水粉優斗さん(18)は「同じ岡山県内でこんな災害が起きたなんて信じられない。被災者の方の負担をできるだけ軽減したい」と話した。

 大規模な土砂崩れで10人以上が亡くなった広島市安芸区でもこの日からボランティアの受け入れを開始。区総合福祉センター前には約30人がスコップなどを手に列を作った。広島出身で山口県防府市の会社員、大塚功司さん(56)は「今朝6時ごろに家を出発した。今まで災害ボランティアに参加したことはなかったが、今回は力になりたいと思って来た」と話していた。

 愛媛県宇和島市のボランティアセンターには午前8時半の受け付け前から多くの人が集まった。西予市の保育士、三好望さん(23)は県立宇和島南中等教育学校出身。同級生で今治市の公務員、山本晴菜さん(22)と同校の帽子をかぶって駆け付けた。「テレビで見た様子は私が過ごした6年間の景色と全く違っていた」と三好さん。山本さんは「(特に被害が甚大な)吉田町を助けたいと思っている人がたくさんいることが地域の人に伝われば」と力を込めた。【林田奈々、佐藤英里奈、今野悠貴】

最終更新:7/14(土) 14:54
毎日新聞