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<九州北部豪雨>JR久大線1年ぶり復旧 新しい橋を駆ける

7/14(土) 12:01配信

毎日新聞

 昨年7月の九州北部豪雨で被災したJR久大線(福岡県久留米市-大分市)が14日、約1年ぶりに全線復旧した。豪雨で大分県日田市の花月川に架かる橋が流失して不通が続いたが、新しい橋が完成した。観光列車「ゆふいんの森」が駆け抜けると、沿線や各駅は歓迎一色に包まれた。

【博多駅を出発する「ゆふいんの森」】

 久大線は九州を横断する重要路線。「ゆふいんの森」だけでなく、豪華寝台列車「ななつ星in九州」も通る観光路線だ。橋の流失で不通だった光岡(てるおか)-日田(いずれも日田市)間でバスによる代行輸送が続いたが、JR九州が橋の架け替え工事を急いで約1年で復旧を果たした。

 日田駅ホームでは歓迎セレモニーがあり、大分県の広瀬勝貞知事が「久大線が生活の足としていかに大事だったか、ありがたみがよく分かる。観光客が多くなる夏休み前に復旧してくれて、関係機関の努力がありがたい」などとあいさつした。午前10時40分過ぎに博多発の「ゆふいんの森」が到着すると、ユネスコの無形文化遺産「日田祇園祭」(21、22日開催)を優雅に彩る日田祇園囃子(ばやし)の演奏が歓迎ムードを盛り上げた。

 これに先立ち、光岡駅近くでは、園児や沿線住民らが風船約6000個を揚げて復旧を祝った。日田市田島の無職、奥森修二さん(67)は「復旧には長期間かかると聞いていたが、1年での復旧を喜んでいる。福岡との交流人口が増え、日田に活気が戻ることを願っています」と話した。【楢原義則、柳瀬成一郎】

最終更新:7/14(土) 16:49
毎日新聞