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筒香 球宴3年連続弾!憧れ松坂先輩の後ろで守備「この一日は絶対に忘れない」

7/14(土) 8:15配信

スポニチアネックス

 ◇マイナビオールスターゲーム2018第1戦 全セ6―7全パ(2018年7月13日 京セラD)

 9球。その全てが150キロ超だった。2点差の3回2死三塁。全セの4番・筒香(DeNA)は19歳の山本に力勝負を挑まれ、真っ向から受け止めた。そして、打ち砕いた。151キロ直球を左中間へ。一時同点の2ランは、球宴で3年連続の一発となった。

 「直球一本に絞っていたけど、なかなか捉えられなかった。手応え、十分です」。どよめきと歓声。その先には必ず筒香の勇姿がある。ホームランダービーでは、計6分間の持ち時間で実に23発の柵越え。フルスイングの連続に「ちょっと疲れ気味だった」と笑ったが、試合でも圧巻の一発でファンを酔わせた。球宴で自身3度目のマルチ安打。敢闘選手賞をゲットした。

 「あの景色、今日のこの一日は絶対に忘れない。幸せな時間でした」――。左翼を守る筒香の視線の先には、マウンドに立つ松坂の姿があった。母校・横浜の偉大な先輩。「まさか同じチームになって、後ろで守備に就かせてもらう日が来るなんて想像もしていなかった」。心が躍る。その背中を見ながらプレーできるのが、うれしくて仕方なかった。

 98年夏。6歳だった筒香は、甲子園で横浜高―PL学園の延長17回の死闘を生観戦していた。「ただただ、凄いなと思った」。衝撃が脳裏を離れず、故郷の和歌山を遠く離れて横浜に進学することを決意した。甲子園のスタンドで平成の怪物の姿を目に焼き付けてからちょうど20年。時は流れ、松坂の黒星を消す一発を放ったのは運命のいたずらだろう。

 さらにもう一人。試合前に野球殿堂入りを表彰された松井秀喜氏も「僕が小さい頃からずっと見ていた」という憧れの存在だ。昨年は第1戦で一発を放つも第2戦は不発。松井氏に並ぶ球宴最多の4戦連発を逃した。この日、松井氏は試合途中で球場を後にしたが、筒香は「松井さんのような選手に少しでも近づけるように」と熱い思いを新たにした。

 球宴に、筒香あり。揺るぎない風格を身にまとうセ界の4番。やはりこの男も、松坂や松井と同じ世界に住む「怪物」なのだ。 (鈴木 勝巳)

 ≪球宴最多連続本塁打は5年≫筒香(D)が3回に1号2ラン。球宴本塁打は16年第1、第2戦、17年第1戦に次いで4本目。球宴の最多連続シーズン本塁打は81~85年山本浩(広)、97~01年松井(巨)の5年だが、3年は62~64年山内(大毎、神)、80~82年掛布(神)、92~94年佐々木誠(ダイエー、西)と並ぶ歴代3位。球宴通算13本塁打の王(巨)でも連続シーズン本塁打は2年が最多(4度)で3年連続は一度もなかった。なお、筒香の球宴本塁打率(打数÷本塁打)は5・25。球宴通算4本塁打以上の打者ではリー(ロ)の6・00(24打数4本塁打)を抑え最も高くなった。

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