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「消費電力3分の1」5G基地局の研究開始 総務省と名大など

7/14(土) 1:09配信

産経新聞

 総務省は13日、窒化ガリウムを活用した高効率な第5世代(5G)移動通信方式基地局の研究を、同省とIT大手のブロードバンドタワーや名古屋大などとの共同研究として採択した。名古屋大の天野浩教授は研究について、現在の実用化レベルの5G基地局と比べて「消費電力を3分の1にできる」とし、今後の研究に意気込みを示した。

 採択したのは、青色発光ダイオード(LED)の素材として知られ、省電力性が高い特性のある窒化ガリウムを5G基地局の電波を増幅する機器に活用する研究。携帯電話事業者が国に納める電波利用料を使い、研究が進められる。

 5Gは高速、大容量の通信方式で、IoT(モノのインターネット)の普及にも欠かせない。ただ、遠くまでは届かない高い周波数帯の電波を使うため、現行規格より高い出力で電波を飛ばす必要があり、省電力素材の窒化ガリウムの活用に期待が寄せられている。

 研究で、名古屋大やNTTなど産官学のとりまとめ役を担うブロードバンドタワーの藤原洋会長兼社長は「窒化ガリウムの結晶を作る技術は、名古屋大を中心とした日本の誇るべき技術だ」と強調した。

最終更新:7/14(土) 1:09
産経新聞