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劉暁波氏死去1年の式典にドイツ出国の妻、劉霞さんは欠席 支援者は「まだ自由を享受できていない」と明かす

7/14(土) 12:07配信

産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ノーベル平和賞受賞者で中国の民主活動家、劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏の事実上の獄死から1年を迎えた13日、ドイツの首都ベルリンの教会で追悼式が行われたが、10日に中国からドイツに出国した劉氏の妻の劉霞(りゅう・か)さんは欠席した。支援者の中国出身作家、リョウ・テンキ氏は式典で、劉霞さんの欠席は中国に残る実弟の身を案じたことが理由とし、「劉霞さんはまだ自由を享受できていない」と述べた。

 廖氏は劉霞さんの出国を働きかけてきた支援者の1人で、劉霞さんとはドイツ到着後に面会した。演説では劉霞さんが「特別な日にみなさんに加わりたがっていた」と出席を望んでいたことを明かし、「ドイツの人々に深い謝意を伝えてほしい」と頼まれたことを伝えた。

 廖氏はまた、劉霞さんの出国により「妻を自由にさせたいという劉暁波氏の願いがかない、劉氏もやっと落ち着けるだろう」と述べる一方で、中国ではなお多くの人々が捕らわれていることから、「われわれは中国の民主主義と自由のために今後も戦う」と語った。

 式典にはドイツ在住の中国人作家、廖亦武(りょう・えきぶ)氏ら支援者のほか、旧東ドイツで牧師として人権活動に従事したガウク独前大統領、共産主義体制の抑圧などを扱い、2009年にノーベル文学賞を受賞したルーマニア出身のドイツの作家、ヘルタ・ミュラー氏ら著名人も参列した。

最終更新:7/14(土) 12:07
産経新聞

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