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ソウルの名所に居座る抗議のテント村 「法治より放置」で吹き飛ぶ観光気分?

7/14(土) 16:27配信

産経新聞

 ソウル都心の観光名所の一つは、市庁前広場に面した古宮「徳寿宮(トクスグン)」の大漢門前での李朝時代スタイルの衛兵パレード。ロンドンのバッキンガム宮殿の衛兵交代式にならったそのミニ版みたいなものだが、周辺にホテルが多く、散歩がてらの外国人観光客に人気だ。

 ところがその大漢門脇の歩道上に労働組合による座り込みテント村ができ、見苦しいことこの上ない。さる企業の労使問題で左派労組が抗議の不法座り込みをしているのだ。前政権下で排除されていたのだが、文在寅(ムン・ジェイン)政権の誕生に甘えてまた座り込みとなった。するとこれに抗議する右派団体のテントも登場。徳寿宮前は左右激突風景で“王朝文化”の雰囲気など吹っ飛んでしまった。

 こうした文化汚染は徳寿宮前だけではなく、李王朝の正宮である景福宮(キョンボックン)前の光化門広場も「セウォル号沈没事故抗議」という左翼勢力の政治的アピールで汚染されて久しい。事故の調査や補償、裁判は終わっているのに、いまだに大規模テント村を設け、座り込んでいる。

 いずれも最大観光スポットなのにソウル市や政府は放置したままだ。あの見苦しさはお客さんに失礼だろう。ただ、日本大使館前の慰安婦像もそうだが、「法治より放置」の風景は今や韓国を象徴する観光資源なのかも。(黒田勝弘「ソウルからヨボセヨ」)

最終更新:7/14(土) 16:27
産経新聞