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ツール・ド・フランス2018 第7ステージ レースレポート

7/14(土) 11:26配信

J SPORTS

 平和で退屈な午後の終わりに、ディラン・フルーネウェーヘンがスプリントを勝ち取った。4色ジャージに一切の変動はなく、グレッグ・ヴァンアーヴェルマートは5日連続のマイヨ・ジョーヌ表彰式を楽しんだ。

 「グランツールに果たしてこういった種のステージが必要なのかどうか分からない。でも僕ら選手たちにとってはありがたかった。ツール開幕以来ほとんどレースを楽しむ余裕がなかったからね。リラックスできるステージは大歓迎だよ」(ヴァンアーヴェルマート、公式記者会見より)

 それにしても長かった。ステージ距離は全長231kmの今ツール最長で、つまり2日後に控える「石畳」への移動ステージでもあった。レース時間もひたすら長かった。開幕からちょうど1週間たち、そろそろ選手たちの体に疲労が蓄積しはじめた頃だろうか。2日間の激闘を抜け出したプロトンは、この日は、少しだけ息抜きすることに決めたようだ。走行時速は40.326km。平地レースとしては驚くほどゆっくりペースで走り、選手たちは5時間43分42秒にも渡ってひたすらペダルを回し続けた。

 スタートから20km地点で、実力者揃いの10人が飛び出したこともあった。あの逃げが決まっていれば、もしかしたら、状況は変わっていたのかもしれない。ただしチームロットNL・ユンボが回収に向かい、あっさり5kmほどで、逃げを集団内へと引き戻した。

 「今日は朝から脚の調子が良かった。だからスタート前のミーティングで、チームメートたちに、僕の周りをみんなで固めてくれるよう頼んだ」(フルーネウェーフェン、公式記者会見より)

 それ以外の時間帯は、ただ奇妙な1人逃げ×3回が展開された。誰も積極的に飛び出そうとはしなかった。ここまで毎日欠かさず動いてきたディレクトエネルジーさえ逃げようとしなかった。まずはスタートから3kmでトーマス・デハントが独走を始めた。しかし15kmほど走った先で、自ら退却を選んだ。2人目のヨハン・オフレドは孤独を厭わなかった。35km地点でアタックを打つと、100km以上に渡って勇敢なひとり旅を続けた。

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最終更新:7/14(土) 11:26
J SPORTS