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お金持ちの考える「裕福であること」とは? 最新調査で分かった、世代間、男女間の違い

7/14(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

・ミレニアル世代、ジェネレーションX、ベビーブーマーは、いずれも富を“心の平穏“や“幸せ“、“金融資本“の手段と見なしている。アメリカの金融サービス会社ボストン・プライベート(Boston Private)の最新の報告書「The Why of Wealth」が明らかにした。

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・ただ、ミレニアル世代は他の世代に比べ、富を権力や影響力と結びつける傾向が強いことが分かった。

・男性が対外的な、評判としての富を追求する一方で、女性はより内面的な、良好な人間関係といった富により高い価値を置いている。

ミレニアル世代、ジェネレーションX、ベビーブーマー……何かと違いが取り沙汰される各世代に共通点があることが分かった。少なくとも、富裕層に関しては。

ボストン・プライベートの報告書「The Why of Wealth」によると、これら3世代それぞれの個人富裕層は、その大半が富を“心の平穏“や“幸せ“と捉えている。投資可能な資産が100万~2000万ドル(約1億1000万~22億円)の個人を対象に調査した。

回答者のうち63%が富を“心の平穏“と、54%が“幸せ“と答えた(複数回答可)。「人々は基本的に(物質的な目的よりも)精神的な安心、満足のために金銭的な豊かさを追求している」と報告書は指摘する。

回答者の51%は富を“金融資本“と見なしているが、彼らはモノを買うためにお金を使うよりも、貯蓄や投資をすることに満足感を得ているといい、富裕層がいかに物質的なものではないものに価値を置いているかが分かる。

いずれの世代においても、富の定義として“心の平穏“、“幸せ“、“金融資本“の3つを挙げる割合が最も高いが、それぞれの世代によってその優先順位は多少異なる。

世代が上がるほど“心の平穏“との回答が増える一方で、ミレニアル世代は富を“幸せへの道“と捉えている。ベビーブーマーは、富を“幸せ“よりも“金融資本“と見なす唯一の世代だ。

「多くの人がポジティブな感情や健全な精神状態を手に入れるために富を追求する一方で、個人のライフステージや職業的地位がどういったタイプの感情を追い求めるかを左右している」報告書は指摘する。高齢層が富を安定や平和、安心、満足と結びつけて考える一方で、若年層は仕事や仕事以外での成功や達成感といった「よりあいまいな幸せという概念」を追求しているのだ。

これは、なぜミレニアル世代が他の世代に比べ、富を権力や影響力と結びつけて考えているかということにもつながる。ミレニアル世代では46%が富を“権力/影響力“と捉えているが、同じ見方をしているのはジェネレーションXで26%、べビーブーマーに至っては12%にとどまる。報告書はこれを「対外的/評判としての富」と呼び、精神的な豊かさの一例ではあるものの「内面的な幸福」とは区別している。

しかし、この違いは世代によるものだけでなく、男女の違いでもある。

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最終更新:7/14(土) 20:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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