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「似顔絵捜査員」がコツ伝授 特徴の数値化がカギ

7/14(土) 12:20配信

カナロコ by 神奈川新聞

 事件で目撃された不審者の特定に役立てる「捜査用似顔絵」の技術を磨く講座が13日、横浜市中区の神奈川県警本部で開かれた。鑑識課や捜査1課、各署などから33人が参加し、顔の特徴を描き出すこつを学んだ。

 講師は、警察庁が指定する広域技能指導官で、大阪府警鑑識課の柴田武彦課長補佐が務めた。柴田さんは「顔の横幅を1とすると縦は1・5の長さ」「片目は横幅の5分の1」などと平均的な顔立ちを数値化して伝授。「平均値と異なる部分がその人の特徴。いかに聞き出して表現できるかが鍵」と説いた。

 参加者は2人1組で、目撃者役がサンプル写真を基に第一印象や特徴を説明。聞き取り役が素早く鉛筆を走らせ、消しゴムで微調整しながら似顔絵を仕上げた。

 県警は、画力や特徴を聴き出す能力が基準を満たす45人の「似顔絵捜査員」を中心に、積極的に不審者の似顔絵を作成し、事件捜査に活用している。鑑識課によると、2017年は全国の警察で最多の3235枚を作成し、うち約40枚が容疑者の特定などに効果を上げたという。

 本城宏一鑑識課長は「容疑者に結び付く似顔絵が作成できるよう、描写の技術向上に努めたい」と話した。