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卯辰山での応援、「地鳴り」投稿が縁で文通 金沢の川合さんと神奈川の教諭

7/14(土) 2:09配信

北國新聞社

 5月の第102回高校相撲金沢大会(北國新聞社主催)で神奈川県代表の旭丘の応援を手伝った、金沢市入江3丁目の理容業川合武夫さん(77)が、旭丘教諭の倉田美由さん(44)=横浜市=と文通を始めた。観客席で隣り合い、その模様をつづった投稿も本紙「地鳴り」欄で隣同士に掲載された。縁を感じながら筆をとる2人は、来年の金沢大会で再会できるよう、旭丘の活躍を期待する。

 川合さんは金沢大会の観客席で、自校選手を熱心に応援する旭丘の控え選手や生徒、保護者らの熱心さに心を打たれた。そこで、観客席で知り合った男性2人とともに「応援のプラカードが余っとるなら、手伝うぞ」と引率の倉田さんに声を掛けた。

 旭丘は、モンゴル人留学生の先鋒チョイジルスレン選手(3年)らの活躍で、金沢大会出場3回目にして初の決勝トーナメント進出を決めた。3回戦で飛龍(静岡)に敗れはしたが、快進撃に旭丘応援団は盛り上がり、「旭丘頑張れー」と応援した川合さんも楽しい時間を過ごした。

 36歳から地鳴り欄へ投稿を続ける川合さんは、卯辰山の思い出をまとめて投稿した。一方倉田さんは、連絡先が分からない川合さんらへ感謝を伝えたいと投稿を思い立ち、筆をとった。すると5月28日付の地鳴り欄に2人の投稿が並んで掲載された。

 驚いた川合さんは、2人の投稿が載った紙面の写しと一緒に、卯辰山での思い出をまとめた手紙を倉田さんに送り、そこから手紙、はがきのやり取りが始まった。

 倉田さんは、川合さんも納まった卯辰山の観客席の写真などを添え、相撲部員が8月のインターハイ出場を決めたことなど、近況を伝えた。暑中見舞いも含め川合さんは3通、倉田さんは4通の手紙やはがきを出した。

 6月に県内を旅行した際、倉田さんはあえて川合さんを訪ねなかったと手紙に記した。理由は旭丘が来年も神奈川県予選を勝ち上がり、卯辰山で再び川合さんに会いたいからだという。川合さんは「優しい人と隣り合った縁を感じる。また旭丘が卯辰山に来たら応援にいかんなん」と倉田さんの手紙を読み返した。

北國新聞社

最終更新:7/14(土) 2:09
北國新聞社