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「児童と話す」学習机 かほく市金津小、全校挙げ制作

7/14(土) 2:09配信

北國新聞社

 かほく市金津小は13日までに、学校林「金津の森」から切り出した木材とIT(情報技術)を組み合わせた学習机の制作に乗り出した。表面は輪切りにした木を並べた温かみのあるデザインにし、話し掛けると返事をしてくれるような仕掛けを施す。児童に豊かな自然に加え、IT関連企業のPFUが立地する地域の特性を感じてもらう。

 学習机は直径約1・8メートルの丸机で、六つの扇形の机を組み合わせて作る。児童は学年ごとに直径2~15センチ程度の輪切りにした木材を扇形の机に自由に配置して表面をデザインし、透明の樹脂を流し込んで固める。

 学習机には、インターネットに接続し、自動認識や自動制御が行えるようにするIoT(モノのインターネット)技術を生かした機能を加える。

 全校児童に採用するIoT技術のアイデアを募っており、机と会話ができたり、人が座ったら自動で光が点灯したりする仕掛けが想定される。ITサービスやソフトウエア開発を手掛けるPFUなど、地元企業が協力する。

 13日は3年生10人が輪切りにした木材を組み合わせてデザイン案を考えた。目や鼻、口を作って顔のような模様にしたり、模様の中に1~6の数字を隠したりするなど工夫を凝らした。1学期中に各学年のデザインを決定し、2学期にIoT技術の開発、取り付け作業を進める予定で、完成は11月中旬を見込んでいる。

 学習机の制作は、市のコミュニティ・スクール事業の一環で、地元住民と保護者でつくる同校運営協議会が「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(楽しい)」を掛け合わせた「FABプロジェクト」として実施する。

 3年の前田千慈(ゆきなり)君は「みんなで協力して考えることができてうれしい。完成が楽しみ」と笑顔を見せた。山下雅美校長は「制作を通じて地域の森の大切さや最先端技術の活用に関心を持ってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/14(土) 2:09
北國新聞社

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