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能登島から豪雨被災地支援 移住の浅井さんら ネットで資金募り物資届ける

7/14(土) 2:09配信

北國新聞社

 七尾市能登島野崎町の浅井彩さん(26)が、愛媛県の高校生、吉田アンドリュー大輝さん(17)=松山市=と連携し、西日本豪雨被災地の支援活動に取り組んでいる。浅井さんがインターネットを通じて集めた募金約50万円で、吉田さんが食料品や日用品などの支援物資を購入し、13日までに被災地の同県大洲市に届けた。浅井さんは「遠くにいてもできることがある。よそのことと思わず、少しでもできることをしたい」と力を込めた。

 昨年4月に愛知県一宮市から能登島に移住した浅井さんは、自分で改修した古民家に友人たちを泊め、受け取った募金とアルバイトの収入で生活している。吉田さんは先月、ヒッチハイクで日本一周に挑戦している際、浅井さんの家に滞在し、七尾市内の住民らと交流を深めた。

 吉田さんが松山市に戻って間もない6日夜、西日本豪雨が発生。7日朝には、昨年まで吉田さんが通った高校がある大洲市にも被害が及んだことを元同級生から知らされた。居ても立っても居られず9日に松山市でパンや水、ごみ袋などを買い込み大洲市へ向かった。

 甚大な被害を目の当たりにし、自分の資金だけでは足りないと感じた吉田さんはネットで募金を呼び掛けることを思い付いたが、文案づくりなどに困っていたところ、浅井さんが代わってインターネットで発信、寄付を集めた。七尾市で知り合った吉田さんの友人も寄付した。

 その資金を元に、吉田さんは物資を購入し、自転車や親が運転する車で避難所に届けた。被災した元同級生7人も賛同して自ら活動に加わった。物資を配ると、涙ながらに感謝され、苦しんでいる人をもっと助けなくてはという意識が芽生えたという。

 13日には、大洲市にも物資が行き渡り始めたが、まだ150人超が避難所生活を強いられている。吉田さんは「浅井さんの助けがなくてはできなかった。これからもできる限り活動を続けたい」と語る。浅井さんは「体力のない自分が被災地に行っても役に立てないと思う。他にできることはないか、さらに考えていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/14(土) 2:09
北國新聞社