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「うちらの子どもが年金払わされる」 夜廻り猫が描く産む・産まない選択 「不妊だから許して」じゃない

7/21(土) 6:50配信

withnews

 仲良く犬を散歩していた夫婦。近所の女性から聞こえるように言われたのは「あそこ子どもいないから うちらの子どもが年金払わされるのよ」……。「ハガネの女」「カンナさーん!」などで知られ、ツイッターで「夜廻り猫」を発表してきた漫画家の深谷かほるさんが「産む・産まない選択」を描きました。

【マンガ本編はこちら】産む・産まない その選択は…

「うちらの子どもが年金払わされる」心ない言葉

 街を夜回りしていた猫の遠藤平蔵。「泣く子はいねが~。むっ 涙の匂い…!」。あるカップルの涙の匂いをかぎとりました。

 カップルは、動物の愛護センターから犬を引き取り、太郎と名付けます。

 二人と1匹で仲良く散歩をしていたところ、近所の女性たちの会話が聞こえました。

 「いつも朝晩お散歩、仲がいいわね」

 「あそこ子どもいないから、犬を子どもがわりにしてるんだろうけど

 ああいう人たちが子育てしないで老人になったら、うちらの子どもが年金払わされるのよ」

 家に帰り、女性は怒ります。「子どもがいないだけで悪いことみたいに」

 男性が「いっそ『うちは不妊で』って言っちゃえば?」と言いましたが、
 
 女性は「『不妊だから許してください』なんてもんじゃない 産まない選択だって守らなきゃ」とキッパリ。

 太郎は「そうだそうだ」と言うように女性にじゃれつき、そんな様子をみた遠藤は「ここの涙は犬殿が拭いている」と安心するのでした。

出産 強制や圧力があってはいけないもの

 作者の深谷かほるさんは、「産む」「産まない」という選択は、ほかの人の干渉を許さない「プライバシー中のプライバシーであって、人権です。けして強制や圧力を加えてはいけないことだと思います」と話します。

 ハンセン病の患者や、障害のある人たちへの強制不妊問題。「最近まであったことを知り、驚きました」
 そして、少子化が叫ばれる社会にも、産休・育休を取る人が肩身の狭い思いをすることにも違和感があり、出産をめぐる様々な問題が心に引っかかっていたそうです。

 産む・産まない、それぞれの選択。深谷さんは「『赤ちゃんの顔が見たい』という祈り、『幼いものがいとしい』という気持ちは、それぞれが個々に心で大切にするにとどめたいです」と話しています。

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最終更新:7/21(土) 6:50
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