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【箱根への道】関東学連が気温20度の網走で記録挑戦競技会、限界に挑んだ70人

7/20(金) 12:05配信

スポーツ報知

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は15日、「関東学生網走夏季記録挑戦競技会」を初開催した。長距離ブロック強化の一環として5000メートル13分台、1万メートル28分台という“大台”をクリアすべく実現。日本各地で気温35度を超える暑さが記録される中、北海道で午後6時30分から始まったレースは20度以下という絶好のコンディション。学生70人が限界に挑んだ北の大地の熱戦を追った。

■北の大地で午後6時半スタート

 涼しい。寒いぐらいだ。暑さから縁遠い北海道・網走に集結した選手たちは長袖のジャージーに身を包み、ウォーミングアップ。気温20度、湿度81%、南西の風1・6メートル。風は多少強いものの、レース前に好記録が期待されるコンディションが整い「北海道で、しかもペースメーカー(PM)がいて、日が落ちた時間にレースができる。これ以上ない環境」と東海大・両角速(もろずみ・はやし)監督(52)。5000メートル13分台、1万メートル28分台を狙うために初開催された大会は関東学連に所属する大学間の相互協力があって実現した。

 当初は若手育成に注力したい日本陸連から「ホクレンディスタンスチャレンジ(ホクレンDC)」に出場する学生を増やせないかどうか、打診があったという。だが、持ちタイムの良い選手から順に遅い時間帯のレースになるため、実力はあっても記録を持たない選手はホクレンDCへエントリーしても昼間の気温が高い時間の出走になる。

 14日のホクレンDC最終戦(士別)を2日間開催にする案もあったが、より気温・湿度が低く条件の良い網走が開催場所に設定された。関東学連の日隈広至副会長は「ホクレンDCや日本選手権、ユニバーシアードなどの標準記録を狙うレースにしていきたい。ここで切符をつかんでほしい」と期待する。

 学生3大駅伝が秋以降にあり、夏合宿の重要性が高いため、大学長距離ブロック間での合同練習や強化はこれまで実現しなかった。神奈川大・大後栄治監督(53)は「こうして『強化していこう!』と協力するのは初めて。駅伝ももちろん大事ですが、個を育てた先にチームの勝利もある」と意義を説く。駅伝対策委員長の上田誠仁氏(59)も「自チームを強くすることも重要ですが、陸上界の発展のために団結すべき点も多々ある。そのきっかけになれば」と強調していた。

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最終更新:7/20(金) 12:05
スポーツ報知

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