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「ニュース女子」で人権侵害、在日女性が「DHCテレビジョン」とジャーナリストを提訴へ

2018/7/20(金) 17:56配信

BuzzFeed Japan

和解ではなく、あくまで謝罪

7月20日は、TOKYO MXから伊達寛社長、常務取締役らが「のりこえねっと」の辛共同代表らに都内のホテルで直接謝罪をした。放送から1年7ヶ月経っていた。

代理人弁護士によると、伊達社長から「真実性に欠け、人種や民族を取り扱う際に必要な配慮を欠いたもの」というBPOからの指摘を受け、「深く傷つけたことを深く反省し、お詫びいたします」などという文章が手渡された。

ただ、「のりこえねっと」側がかねてから求めていた検証番組の合同製作についてMX側は応じず、和解には至らなかったという。

一時帰国した辛代表は会見で、こう話した。

「謝罪はヘイトの嵐の中にいる沖縄の人たちではなく、私個人に対してのもので、受けることには葛藤があった。しかしあまりにも長い時間が経ち、このまま何年も放置できないと思い、受けることにしたのです」

そのうえで、一連の出来事について「これは放送事故ではなく、事件です。私の出自を使ってデマを流して、沖縄の平和運動を叩いたのです」と指摘した。

裁判を起こした理由

辛代表は、製作した「DHCテレビジョン」と番組司会者の長谷川氏に名誉を毀損されたとして、月内にも提訴することを明らかにした。

同社は現在もサイト上で番組を公開しており、「BPO・沖縄まとめ」というテーマのページも作成し、反論番組などを一覧で掲載している。公開の差し止めも求める方針だ。

一方、長谷川氏に関しては「当時、東京新聞の論説副主幹という立場でデマを広げた」という理由からの提訴だという。

辛代表は裁判を起こすことについて、涙を交えながらこう語った。

「DHCテレビジョンは悪意をもって、何らかの目的をもってやったと私は思っている。そのために、これ以上は傷口が広がるばかりなので、裁判を長引かせてはいけないと考えていました」

「デマとの戦いは、原告たりうる私がやらなければできません。マイノリティへの差別を、飯の種にしないでもらいたい。ヘイトで、金儲けをしないでもらいたい。その思いで、訴えさせていただきました」

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最終更新:2018/7/24(火) 19:56
BuzzFeed Japan

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