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ブロックチェーンで“お金”の価値がなくなり、“信用”の社会がやってくる

7/20(金) 17:00配信

FNN PRIME

ブロックチェーン技術の広がりで終わるのは、これまでの国家的な中央集権社会だと、Hotaru Inc.のCo-Founder兼CEOの篠原ヒロ氏は前編で語った。

【画像】お金の価値がなくなり、その後の価値は“信用”になる

破壊の後には、必ず「創造」がある。そこで誕生するのが、篠原氏曰く「分散化社会」だという。これは一体どういうことなのか? ここで私たちはどうすればいいのか?

フジテレビで開催されたFNNプライムセミナーの後編をお届けする。

インターネットはスケールしない

次のファクターはインターネットの仕組みですね。インターネットは完全に中央集権的になっているのでスケールしません。

一つの例だと、インターネットを使っている人は全地球の半分で、そのうちスマートフォンを使っている人は27.9パーセントです。だいたい21億人で、これがいわゆるインターネットビジネスの上限値です。

これをもっと増やしたいから、グーグルもフェイスブックもドローンを飛ばしてインターネットを無料にしようとか、安いスマホを配ろうとかそういう方向にいきました。ただ、それでも70億人ぐらいしか上限はいかないですよね。

「2020年 300億デバイスがオンラインになる」

様々な統計で発表されていますけども、間もなく300億デバイスがオンラインになる。いわゆるIoTと呼ばれるものです。その世界が来た時にスマートフォンの利用者の比率はネットワーク上で9.3パーセントしかいないわけです。滅びゆく恐竜と同じわけなんです。ほとんどはデバイスになるんです。デバイスとAIです。インターネットで何かをしようという時に、向こうにいるのが人間なのかどうかわからない。

実際これまで、例えば1年半くらい前にあるクラウドサーバーインフラがダウンして、インターネットスタートアップの製品が機能不全に陥りました。と言っても「ツイッターが使えません(笑) フェイスブックに投稿してます」。そういう冗談で済んだんですけど、これから先の世界ではそれが冗談では済まされなくなる時代がやってくるんです。

AIやドローンが物流や医療、政治を担うかもしれない。その世界で中央サーバーが止まりました。中国は仮想通貨が気に入らないので全て止めました、アラブの国々はインターネットを遮断してYouTubeを見られなくします。こんな判断を中央集権にさせてしまえる技術基盤であるインターネットが、どこまでも広がるとは思えないのです。

だから中央集権型ではない次世代型の大規模ネットワーク社会、これがやってこないといけない。分散化されたP2P型の社会インフラが始まるわけです。

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最終更新:7/20(金) 17:00
FNN PRIME