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「現代の名工」と「ニューバランス」がタッグ

7/20(金) 14:48配信

ホウドウキョク

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人気のスポーツブランドが、伝説のシューズ職人にオファーした狙いとは。

シューズ職人のM.Lab(ミムラボ)の三村仁司さん(69)は「出すからにはですね、本当に完璧に近い、自信があるようなものを出したいと思う。信念を私自身が持っていますので。私が納得するということは、皆さん納得してもらえると思いますから」と話した。

オリンピックでは、そのシューズで金メダルをもたらし、箱根駅伝では、「絶対王者」の足元を支えた。

そんな伝説のシューズ職人にオファーをかけたのは、今、ちまたで見ない日はない、大手スポーツシューズメーカーだった。

その狙いとは。

履き心地の良さとコーディネートのしやすさから、今、カジュアルシーンで大人気の「ニューバランス」。

2020年の東京オリンピックを見据え、カジュアル層だけでなく、スポーツエリート層にニューバランスを浸透させようと、パートナーシップを組んだのが、シューズ職人の三村仁司さん。

三村さんの靴といえば、女子マラソンの高橋尚子さん、野口 みずきさんが、彼が手がけたシューズで金メダルを獲得。

アシックスで40年以上オーダーメードシューズを作り、その後は「アディダス」とパートナー契約。

この時には、箱根駅伝で4連覇を達成中の青山学院大学の靴も担当した。

その手腕は、厚労省から「現代の名工」として表彰されるほどで、まさに伝説のシューズ職人。

その匠(たくみ)の技の一端に触れる機会が。

三村さんは「(足の幅を測っている?)キックするとこですね」と話した。

メジャーや特殊な器具で、足の細部まで丁寧に計測。

三村さんは、「運動したら、右のふくらはぎがすぐ張ると思う。(どういうところを見たらわかる?)足見たらわかるよ」と話した。

これまで培ってきた感性を生かし、左右の足の長さの違いや幅の特徴などから、その人の足の特性を判断。

それを補い、フィットする靴を作るという。

「アシックス」、「アディダス」と渡り歩いたシューズ職人の三村氏の今回の起用。

背景には今、大手スポーツブランドの「ナイキ」がその勢力を拡大するなど、ランニング業界で起きる地殻変動を生き抜くため。

さらに、アスリートシューズの強化がもたらす、もう1つの効果への期待もあるという。

ニューバランスDTC & マーケティングの鈴木 健ディレクターは、「トップ層のランナーが、非常にかっこいい形で、三村さんの靴を履いていただければ、カジュアルユースの人でも、『自分のスタイルに取り入れたい』ということが起こり得る。『アスレジャー』という言葉がある。カジュアルの世界に、よりスポーツ的な要素が増えていくと思う」と話した。

FNN

最終更新:7/20(金) 14:48
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