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“カザフスタンの英雄”デニス・テン選手の突然の死…フィギュア界から悲しみの声

7/20(金) 21:03配信

FNN PRIME

19日、2014年ソチオリンピックでフィギュアスケート男子銅メダルを獲得したデニス・テン選手(25)が、母国カザフスタンの路上で強盗に刺され死亡した。

【画像】選手らの悲痛な声「大切な仲間の命が…」

カザフスタン当局によると、事件は午後3時(日本時間午後6時)ごろ発生。
テン選手がレストランを出たところ、自分の車のミラーを盗もうとしていた男2人と争いになり、刃物で太ももを刺され、病院に搬送されたが、3リットルもの出血があり、搬送先の病院で死亡が確認された。

広がる悲しみ…「信じたくない」選手らの声

テン選手は、フィギュアスケートでカザフスタン初のオリンピックメダリストとなった“国民的英雄”。
親しみやすいキャラクターで、日本人スケーターとも、深い交流があった。
いま、フィギュア界には動揺と悲しみが広がっている。


浅田真央さん:
なぜ、どうして、信じられません、信じたくありません。大切な仲間の命が奪われたなんて、辛いです、悲しいです。日本のショーに来てくれたり、カザフスタンのショーに呼んでくれたり、カナダやロシアで一緒に練習やテニスやバーベキューをしたりしました。とても優しくて、面白くて、いつも一生懸命な人でした。心よりご冥福をお祈り致します

村主章枝さん:
素晴らしいスケーター、デニスを失ったなんて、信じられない。トロントで一緒に練習をし、時にはスケートのことを語り、楽しい時間を氷の上で過ごし、沢山のことを学ばせてもらいました。御冥福をお祈りいたします

高橋大輔選手:
デニス…本当言葉が見つからない。誰にでも優しかった人がどうして。まだまだこれからだったのに。信じられない

小塚崇彦さん:
この前LINEしたばっかじゃん… ショー呼んでくれて… ブレード届くの楽しみにしてるって… デニス嘘だろ?ちょっと気持ちの整理がつかない

国の未来背負う若き英雄…早すぎた死に国民衝撃

大村正樹フィールドキャスター:
デニス・テン選手の経歴がこちらです。

・カザフスタンの国内最大の都市、アルマトイ出身

・2013年世界選手権で銀メダル
 2014年ソチオリンピックで銅メダル
 2015年四大陸選手権で優勝

・フィギュアでカザフスタン初の五輪メダリスト


大村:
テン選手は、国民の誰もが知る英雄ともいえる選手です。そのような英雄が突然、強盗の凶刃に倒れたということで、国民には大変な衝撃として伝わっているようです。

三田友梨佳アナウンサー:
私はこれまで6年間フィギュアスケートを取材してきて、デニス・テン選手にも何度もインタビューさせていただきました。テン選手はリンク上でもバックステージでも本当に気品あふれる選手で、いつも礼儀正しいんです。自分のためではなく、カザフスタンの今後のために頑張るという強い意志をずっと感じていました。

テン選手はフィギュアスケートの世界大会にはいつもいる存在で、これからそのテン選手がいないというのが、本当に信じられないし信じたくないという気持ちでいっぱいです。フィギュアスケートの選手はみなさん国を越えて仲がいいので、仲間の死という悲しみは計り知れません。世界中のフィギュアスケートファンにとっても、本当につらい事件だと思います…

大村:
フィギュアスケートの世界では、国籍は違えどみんな一緒に行動するんですよね。練習や練習場も共有するし、コーチも国境は関係ない。フィギュアスケートの選手にとっては家族の1人を失ったようなものだと思います。

三田:
テン選手はアイスショーで稼いだ資金を、これからの育成に使っていたりもして、カザフスタンという国を背負って頑張っている選手でした。本当に、残念で仕方ありません。


デニス・テン選手に、心よりご冥福をお祈りいたします。

(「直撃LIVE グッディ!」)

最終更新:7/20(金) 21:03
FNN PRIME