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徹底解説! 東武鉄道のローカル列車用改造車「20400型」

7/21(土) 16:10配信

乗りものニュース

70000系導入で余剰になった20000系を改造

 東武鉄道は2018年9月から、20000系電車を改造した20400型電車を栃木方面の路線で運転します。改造が完了している4両×3編成のうち1編成が7月19日(木)に報道公開されました。

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 20000系は、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と東京メトロ日比谷線の直通列車で使われている通勤型電車です。まず1988(昭和63)年に20000型がデビュー。1両の長さは約18mで、ドアは片側3か所に設置し、8両編成を組んでいます。

 その後、1992(平成4)年には改良型の20050型がデビュー。制御方式がチョッパ制御からVVVFインバーター制御に変わりました。一部の車両はドアの数を増やして片側5か所にし、乗降時間の短縮を図っています。続いて1997(平成9)年には20070型が登場。ドアの数は再び全車両が片側3か所になりました。これら20000型、20050型、20070型の3種類が一括して20000系と呼ばれています。

 こうして合計192両(8両×24編成)が製造された20000系でしたが、2017年には新型車両の70000系電車がデビュー。これにより20000系は70000系への置き換えが順次進められています。

 一方、栃木方面の東武日光線・南栗橋以北と東武宇都宮線では、20000系よりも古い通勤型電車の8000系電車が運用されており、この更新が課題になっています。そこで東武は70000系の導入で余剰となった20000系の一部車両を改造して、東武日光線の南栗橋以北と東武宇都宮線に導入することにしたのです。

5ドア車も3ドアに改造へ

 20000系は8両編成でしたが、20400型はその半分の4両編成に。モーター無しの先頭車2両とモーター付きの中間車2両で構成されます。

 20400型の編成は4タイプ。4両全てが20070型からの改造車となる「20410型」、20000型の先頭車と20070型の中間車で構成される「20420型」、4両全てが20050型からの改造車となる「20430型」、そして20000型の先頭車と20050型の中間車で構成される「20440型」が計画されています。

 今回公開されたのは、20420型の21422編成。全ての車両が片側3ドアで、車体の構造に大きな変更はありません。ただし、栃木寄り2両目に搭載されているパンタグラフは改造前よりひとつ増えて2基とし、これにより冗長性を高めたといいます。

 なお、窓の下を流れる帯の色は、東武鬼怒川線で運行されているSL列車「大樹」のイメージカラーとなっている濃紺に変更。これに加えてドア付近などに黄色を配置して「コントラストを持たせた印象深いデザイン」(東武)になりました。ドアの横に黄色を入れることで、ドア位置の視認性も考慮したといいます。

 ちなみに、20400型に改造予定の車両のなかには片側5ドアの20050型も含まれています。東武は「5ドアの車両はドアをふたつ減らして3ドアに改造します。ドアを無くした部分にも座席を設けます」とし、3ドアに統一する計画を明らかにしています。

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