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稀代の“名将”森祇晶が見たライオンズ

7/23(月) 20:10配信

ベースボールキング

白球つれづれ2018~第21回・名将・森祇晶“古巣”に帰る

 7月20日のメットライフドームは試合前から、いつもと違う雰囲気に包まれていた。多くのカメラマンやテレビクルーが囲む先にいたのは、かつて西武の黄金期を率いた名将・森祇晶だ。もっとも選手たちはと見れば山川穂高や秋山翔吾らが、きょとんとしながら慌てて挨拶、それも無理はない。何せ森が西武のユニホームを脱いでから24年の歳月がたっている。森はすでに81歳である。

 『ライオンズ フェスティバルズ 2018』と銘打たれた真夏のイベントの一環としてレジェンドOBである森は球団から招かれた。

 「このような場にお招きいただき、光栄であり感無量です」始球式に先立ち、マイクの前に立った元指揮官の声が場内に流れると「森コール」が期せずして沸き起こる。その景色は30年以上前に戻ったようだ。

 とにかく強かった。1986年にヘッドコーチから監督に就任。レオ軍団は日本球界を支配した。秋山幸二、清原和博、O・デストラーデの強力クリーンアップの周りを石毛宏典、辻発彦(現監督)、伊東勤らの名手が固める。投手陣は東尾修を筆頭に工藤公康、渡辺久信、郭泰源らの強力先発陣と潮崎哲也、鹿取義隆らの抑えまで隙がない。豊かな戦力を確かな采配で無敵艦隊に仕立て、在任の9年間で8度のリーグ優勝と6度の日本一に輝いた。

 中でも圧巻の語り草となっているのは1987年、巨人との日本シリーズだろう。第6戦の8回裏、秋山の中前打で一塁から、まさかのホームへ生還。中堅・クロマティの緩慢な守備を事前のデータで調べ上げていた森野球の神髄。その時の一塁走者こそ現監督の辻だった。

 辻が監督に就任した昨季から着手しているのが恩師譲りのディフェンスと機動力の強化だ。豪快な一発野球に見られがちだが、源田壮亮や外崎修汰、金子侑司らが塁上を駆け回り、彼らは俊足強肩で鉄壁な守りにも貢献している。

 では、かつての名将は現在の辻西武をどのように見ているのだろうか?

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